Hailuo AI の有償利用を1か月で終了してRunway を有償で再評価する。【その一方で...。】
この続きです。
2024/11/01(金)になりました。
カード引き落とし月が変わったので、Hailuo AI は契約更新日
までに有償契約を終了すれば、Hailuo AI と Runway の両方に
カード支払いすることはありません。
なので、Hailuo AI の契約更新日は忘れず、かつその日を待たず
Runway と有償契約に進もうとしました。
先日、「需要が多く一時的に Free plan での動画生成は不可として
います。有償プランでは問題ありません。」が表示されていた
Runway 画面のタブウインドウがまだそのままになっていたので、
念のために「Generate」を押してみました。
えっ?動く?
画面は 2 回目をやろうとして、やはり「需要が多く一時的にFree plan
での動画生成は不可としています。」が出た状態のものでしたが、
本日はとにかく 1 回は生成しました。
GIF 化したものを貼り付けます。
先の 3 者比較での仕上がりと比べてみると、Cog Studio より格段に
動きが自然で豊富、Hailuo AI のように無駄に中国語でのしゃべりまくり
は無い、Kling AI の最近のように表情の詳細に潰れが出たりしません。
その動きから原画の解像度が補完されたかのような立体感まで感じ
られます。
懸念した「西洋人の振る舞いのようなオーバーアクション」もないです。
が、その画面下から急に上昇してくる金属球は何でしょう?
原画にその要素はなく、また質感や距離感にも他と違和感があります。
折角の高画質がその余計で「使えない(=意図や期待に即した仕上がり
ではない)」となってしまいます。
しかし 2 投目は通りませんので「要らぬ要素」が Hailuo AI のしゃべり
まくりのように常に出て来るものかを確認出来ません。
有償契約してもしその懸念が的中だったら、痛い授業料になりますね…。
ダメもとで再度「Generate」を押してみました。
あ、あれ?また動く?
「一時的にFree plan での動画生成は不可」の「一時的」は Leonardo.Ai
のように「当面不可」ではなく、本当に一時的な抑制なのでしょうか。
処理が通れば、待ちも全くなく動画生成が為されます。
今度は余計な演出はありません。安心しました。
GIF 化に伴い少しスムーズさが欠けますが、生成される MP4 は実に
滑らかです。ダウンロードしてご確認ください。
5 秒の動画生成で 25 クレジットを消費します。今のお試しでは全 125
クレジットを、あと 3 回の描画で使い切ってしまいます。
まあ動画生成が実行出来るとしての話ですが。
一方、有償契約の最もお手軽なプランでは 625 クレジット / 月付与、
たったの 25 動画分 / 月となりますが、フリープランと同じく 1 回限りの
125 クレジット(5 動画分)の付与はあるようです。しかしもう結構
そっちは使ってしまってますが….。では実質 1 動画 / 日以下となりますか。
少ないようにも見えますが、有償契約中の Hailuo AI ではしゃべり
まくりもあって、毎日使えていません。(その上、Hailuo AI は
毎日のクレジット補填幅も良く分からないところがあります。残 880
クレジットの翌日に 960 クレジットにしかならず、残 620 クレジット
の翌日には720 クレジットになるなど、増分の加減に妙に恣意的な
ものがあります。)
この記事を執筆しながら、原画はそのままに時折「Generate」を
押しますが、3 投目も入りました。今度は 1 分ほど「In queue」待ち
がありました。(使えるなら全然待てます。)
人物画の動画化については初回の「余計」が定常化していないようで
安心したものの、メカ画ではどうでしょうか。4 投目も通りました。
原画は現時点で未公開のものを選びました。
プロンプトでの補足「rotating space station」も加えることが出来ました。
回ってませんね…(^^;)。視野のほうが回ってます。うーむ…。
ただ原画の精緻さは毀損されていません。
過去に他で動画化していない原画を使っては比較にならないのに
うっかりしました。その原画の精緻さが活かされるかどうか
人物画では分かり難いので試してみたのでした。
同様に 5 投目です。これは過去に動画化していました。
原画の精緻さでいえば最高峰のものでしたので、ぜひ確認した
かったのでした。
視野の動きに戸惑いがありますが、その一瞬の静止で原画の精緻さが
潰れていないことを確認出来ました。
…というか精緻さが補填されていませんか?
さてお試しクレジットは全部使ってしまいました。
(なので宇宙ステーション画のリトライはしませんでした。)
Runway の無償クレジット付与は 1 回切りなので、今回想定外に
得られたこの仕上がりを通して有償契約すべきか判断することに
なります。(毎朝付与されるクレジットは無いので Kling AI のよう
に無償利用+ロゴのクロップ排除の運用は出来ません。)
有償契約の際には、以前使っていた Google ID で入り直すことが
出来れば、過去の制作素材も再びアクセスすることが出来ると
期待しますので、一旦ログアウトをしてみます。
以前使っていた Google ID で再度ログイン出来ました。
自作曲の動画化のために生成した過去資産も再びアクセスできます。
プランをよく見るとロゴが消える対象に今回評価した最新の
「Gen-3 Alpha Turbo」は入っていないようです。「Gen-3 Alpha」まで
でしょうか。しかし他のプランでも「Gen-3 Alpha Turbo」のロゴ消しに
言及はありません。新しい動画生成が誕生後もそこへの記述追加が
無いままなのかもしれません。
また「クレジットは毎月リフレッシュされる」とあるので、有償で
クレジットを買い上げても翌月への繰り越しはなく没収とのことです。
有償契約しました。Google Pay 経由でした。
1030 クレジットが画面、右上に付与されました。
ん?625 クレジットではなかったのか?
625 + 125 (当日付与)だとしても 750….。
もうこちらを使うことに専念します。
Hailuo AI は残 10 日以上ありますが、忘れてはいけないので本日
フリープランにダウングレードしました。クレジットは没収かなと
懸念しましたが、そのまま残っているようです。
フリープランの「Downgrade Plan」を押しました。
「You can subscribe to a new plan after your current plan expires. Your current plan will not auto-renew.(現在のプランが終了した後でも、
新しいプランに加入することができます。現在のプランは自動更新され
ません。)」とあります。
ただその後も「Current」は「Standard」表示のままで、2024/11/12 に
正しくフリープランに遷移するかは、やはり気にしておかねばならない
ようです。
有償契約した Runway で Gen-3 Alpha Turbo 指定で動画生成をして
みました。ロゴの除去が為されるかどうかをまず見たかったからです。
あれ?一気に 50 クレジットも使ってしまってる….。
ああ「10 秒生成」を選んでしまっていたようです。
5 秒超えてずっと破綻がないのは、もの凄いことです。
Runway Gen-2 時代に 4 秒の動画生成後に「4s Expand」をすると顔色が
変わって怖くなるだけだったのを思い出しました。それと比べると
物凄い進化です。
えっ?たった 3 か月前?…いやあそんなことは無いでしょう。
その時期に先日「FLUX.1 描画の精緻さを粗く丸め込んでしまうので
もう使い物にならない」と切り捨てた LUMA AI の DreamMACHINE
の動画生成を「これは凄い」と記事中で評価していて、その比較素材
として半年前くらいに生成していた Runway Gen-2 動画を扱った、と
いう感じなら記憶と合いますか。
いやいやおかしいな。今年、常用薬の副作用でモートン病を発症して
祇園祭の前祭後祭の山鉾巡行を見に行けなかった時期に、LUMA AI
の DreamMACHINE の動画生成を初めて他と評価していたのでしたっけ。
もっと昔の話かと思っていました。
むむむ…..なにか記憶の時系列が怪しいです。耄碌か??
最近とは異なり、当時は記事末尾に執筆月日を残していないので、
記事の公開日付のみからの判断では、特に動画評価に関しては、
記事化までに動画生成から比較動画 MP4 作成など時間がかかって
いたため、記憶とズレが生じるのは考えられなくもないですが….。
ロゴはありませんね。Gen-3 Alpha Turbo でもロゴ消しは有効でした。
ただ 10 秒動画にしてしまったことで Adobe Express での GIF の
画面サイズが小さくなってしまいました。(恐らく出力サイズを優先
されたのだと推測します。大きな GIF は note 記事に貼れませんし。)
Runway からの MP4 出力は 1280 × 768 pixels のままです。
次の動画生成からは「 5 秒生成」を選択します。
ここまで凄いと支払いの甲斐もあります。
折角のローカル動画生成 Cog Studio 登場の価値は相対的にかなり
減ずる結果となってしまいました。
Kling AI のディスカウントにも魅力はありますが、少なくとも無償利用
での、いつ回収できるか分からないという併用はもう必要ないでしょう。
おっ。2024/11/04(月・祝)の時点で、Kling AI の無償利用に改善を
確認出来ました。
久々に静止画を放り込んでみたら以前の「コーヒーブレイクでも
楽しんで」メッセージから、実用的な「無償では 77 分かかる。有償
だと5 分」と変わりました。従来のようにいつまで待たせるのか分から
ない状態からの大幅改善です。有償契約では同じようには待たせないと
いうサイトからの保証でもあります。
本当にその待ち時間で動画を得られるでしょうか。
まあ Kling AI では待った結果、失敗終了というのも多かったので、そちらは
様子を見ます。過去の失敗終了で戻って来たクレジットの蓄積は 700 超え
にもなっており、片っ端から投入して見ます。(有償契約のディスカウント
もそうですが、動画生成 1 件が 10 クレジットというのも、かなりお安い
設定ですよね….。)
ああなるほど。以前の「99 % 終了」から延々待たされるのと同じく
「残り 1 分」からの延々待たされですか….。
でも右端を見ると結構正常終了しているのもあります。今のところ失敗終了
は無さそうです。これは来月の契約再考にかなり大きな有益情報です。
翌朝、状態を見ましたら 35 リクエスト連続投入で、1 動画だけまだ実行中。
34 動画は正常終了していました。過去に生成させた人物画も表情の霞みも
なく良好でした。
明らかに KlingAI は内部改善されています。(また別途記事化します。)
ご覧いただきありがとうございます。
(2024/11/01 執筆・2024/11/04 - 05 加筆)