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死にかけのHappyNewYear

明けましておめでとうございます、エニグマです。

皆さんは年越し、いかがお過ごしだったでしょうか?

私は死にかけておりました。
初めて自分たちでテントを設置し、施設とかではなく寝袋で寝る、、、

私の年越しは、そんなコテージとかそういうのが無い、ガチキャンプでした。

12/31

夜18時頃、私の家の前にのび太くんが車で迎えにきた。

何をするかはまだ決まっていない。
なんとなく、歩いてどこまで行けるか?エニ散歩スペシャル版か、
車でどっか行こうか?などと話していた。

車で来たということは後者なのだろう。

彼の車に乗り込むと、

「キャンプへ行こう!」

と言われ、キャンプになった。

以前、出雲大社に行きたいという彼の意見を、人混みが嫌いな私は顔色だけで拒絶してしまったので、

どうやらチャットGPTで人がいないキャンプ場を調べてくれていたらしい。

神奈川の真ん中あたりの人気のないキャンプ場を目指し、出発した。

恐竜がいるラブホを通った。一人暮らしになってからめっきりラブホを使うことがなくなったが、一度はこの恐竜のラブホに行ってみたいと思う。
中がどんな感じか気になってしょうがない。

このラブホ気になりすぎる

海老名が混んでいたので厚木パーキングで休憩。

僕はミニうどん、彼はカツ丼、どん繋がりだね。

ミニにしてはデカい

キャンプ場に着く前に、温泉に寄った。
「ここら辺の人たちは怖いから、あんまりはしゃぐなよ」
とのび太くんに言われた。

まぁ、もちろんはしゃいだけど、怖い人はいなかった。
でも、昔やんちゃしてたであろう風貌のお父さんはいっぱいいた。

しかし、久しぶりの温泉で、はしゃがない方がおかしいのであ〜る。

「見てみて〜!おちんちん温泉〜」と言い、おちんちんだけ浸かる私。

普通に浸かり、他人のふりをする彼。

その後、牛乳を飲み、キャンプ場へ出発。

この時すでに0°

到着したが、キャンプ場というよりはただの川辺だった。
確かにキャンプをしている人は多かったが、トイレ以外何もなく、そこには川と星しかなかった。

このキャンプをしている人たちも上級者だと思われる。

なんかよくわからん器具を並べ、屋根から煙をモクモク立てているソロキャンおじさん、

大きなテントを張り、私たちより10倍くらい大きな炎をあげて料理している男二人。

ランタンや、ライトにこだわりがあるのか、綺麗な光に包まれるファミリー。

など、さまざまな上級者の中、我々キャンプ初心者が空いているスペースにテントを貼った。

ギリ大人2人入れるテント

そして、各々コンビニで買ってきたものを食べる。
寒さというものは食欲をかりたて、チョコ、じゃがりこ、カップヌードルなど、ありえないペースで食べていった。

これは、小学生の頃、バレンタインでもらって美味しすぎて、親に同じのを買ってもらうように頼んだチョコ。

久しぶりに見かけて購入。

美味すぎるのよ
お湯を沸かすのを見ているだけで楽しい
カップヌードルは2人ともカレー派

そして23:30になり、何もすることがなくなった。
とりあえずポケモンカードのアプリで対戦した。

負けた。

23:55、ここからは無心にジャンプをしていた。
ずっと飛んでいれば年越しはジャンプできるだろう。
という算段だ。

ジャンプしながら年を越したら、

「お前の初笑い、俺が奪ってやるよ」

と彼に猛攻撃。渾身のボケを連発した。

見事に彼の初笑いを獲得。と同時に私も笑ってしまった。

ほぼ下ネタしかストックがなかったが、まさかの初笑いは下ネタではなかった。

あとはコーヒーを飲んで横になり、星空を眺めていた。

コーヒーはにがくてのめないが、この時だけ美味しく感じた

と書きたかったが、この時も普通に苦かった。

UCC!ジュニア!

やっぱりシリウスは星の中で一番明るい。
そして青白く綺麗だ。

「オリオンは蠍に殺されたから、蠍座が沈んでからオリオン座が出てくるんだよ。

でも僕はね、オリオンは逃げているんじゃないと思う。

むしろ蠍の方が逃げているように見えるんだ。

だってそうだろう?前世で自分を殺した相手だよ。
今度はこっちが殺してやるって思わない?

死んだ後も逃げ続ける人生なんてあんまりじゃないか。」

などと、中学受験で得たうんちくを語りながら、知らない星座を調べながら2時頃になった。

彼はいつも寝る時間なのでテントに入ってねた。
私も寝ようと思ったが、彼のいびきが気になるのと、元々極端な夜型なので、寝れなかった。

3時頃、私はテントから出た。

すると星空はさっきとは全く違う顔をしていた。

周りのキャンパーたちもランタンを消し、みんな寝ていた。

今、ここで夜空を見上げているのは私一人。

ずっと見ていると、カシオペヤ座や北極星、他の小さな星も見えてきた。

こんなにも綺麗だったのか、今、この瞬間、この星空は俺のものだ。

と思い胸が高鳴った。

寝袋をテントから取り出し、私はここで星空を見ながら寝ようとした。

コートやマフラーが首元をちくちくして寝れないので、それらを枕がわりにして、体を右に倒し、川を見ながら寝ることにした。

すると、何かの群れが見えた。
それらがくっついては離れ、くっついては離れを繰り返す。

それを見ているうちに眠くなり、気づいたら寝てしまっていた。

「(私の下の名前)!(私の下の名前)!」

彼が遠くで呼んでいる。だんだん声が近づき、目を開けると彼は私をさすりながら呼びかけていた。

彼は急いで、テントを畳んで、私を車に乗せて、暖房をつけ、コンビニに行ってどん兵衛を買ってくれた。

「お前は寝てたんじゃない。低体温症で落ちていたんだ。」

なるほど、、、なぜ私があの時間にすんなり寝れたのか、事情が分かった。

そのまま、私の家に送ってくれて、

「すぐに風呂入れよ」

と彼が言い、解散した。

午前5時、初日の出は見れていない。

私はそんな新年の幕開けだった。

以上。





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