見出し画像

私学の教員採用試験❶概要編


 ❶名称❷雇用形態❸職務内容❹採用プロセス

非常勤講師

❶非常勤講師
❷1年契約
❸原則、授業のみ。
学校によっては教科会議、進級判定会議、生徒指導会議に出席が求められる場合がある。また、非常勤講師でも部活動の顧問を希望すれば持つことがある。職員会議などで部活動を顧問が見られない場合など重宝される場面もある。非常勤講師だけの講師室が設けられている場合がある。並びで授業を持つ場合は頻繁に職員室に行き、情報共有をする必要がある。特に大きな問題がなければ次年度以降も契約してもらえることが多い。
❹書類審査・面接
ほとんどの学校が書類審査と面接で採用が決まる。落とすための面接ではないので、実際に週に何回程度出勤できるか、教科の中でも専門科目は何かなど実務的なことを中心に質問されることが多い。管理職が出てこず、教科主任・副主任が面接を担当する場合がある。

常勤講師

❶常勤講師、契約講師、特任教諭、特別講師、任期付教諭、専任講師
私学採用のややこしいところは、学校によっては名称が異なることである。教諭と名前についていても、実際は有期契約なので十分に注意をすること。
❷1年契約 
3年まで契約を更新することがある。その期間に専任教諭の採用試験に受からなかった場合は、非常勤講師としてその学校で働くか他校へ転職する必要がある。採用試験の際に、常勤講師から専任教諭に登用された人は何人程度いるか確認しても良いだろう。
❸原則、専任教諭と同じ。
授業、校務分掌、部活動。特に大規模校では常勤講師は担任を持たず、校務分掌の役割を担当することが多いが、場合によっては担任を持つこともある。
❹書類審査・筆記試験・模擬授業・面接
一通り課せられる。科目にもよるが十分に準備をして臨む必要がある。

専任教諭

❶教諭、専任教諭
❷終身雇用
❸常勤講師と同じだが担任業務を請け負う。
❹ 書類審査・筆記試験・模擬授業・面接・(役員・理事面接)
一通り課せられる。科目にもよるが十分に準備をして臨む必要がある。

次回は採用試験について詳しく見ていくよ。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?