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言葉としての英語学習と試験対策としての英語学習の両立
コミュニケーション言語としての学習に重点を置いて英語を勉強している人は多いだろうか?実際調査しているわけではないのだが、「いや多くはない」というのが、筆者の予想である。つまり、英語を試験対策として勉強している人の方が圧倒的に多いのではないだろうか?
ほとんどの人が学校に通いだしてから英語を学び始めると思うのだが、教科として受験科目になっている以上、単語テストや、文法の穴埋め問題とか、使うことを前提としていない文法の習得に明け暮れているのである。
基礎的な事を学ぶのには良いと思うのだが、これらは基本座学であって、コミュニケーションの訓練にはなっていない。すなわち学校の勉強だけでは英語は喋れるようにはならない。
これは何十年も言われてきていることだ。
そしてTOEIC。これまた点数稼ぎのために、単語を覚えて、ひたすら英語を聞いて読むということを繰り返し練習していく。スピーキングのテストは特に要求されない。これでは英語が喋れるようにはならない。TOEICの点数=英語力とは限らない。これも何十年も言われてきていることだ。
今回は別に、受験英語や英語のアセスメントを批判するために書いているのではない。
実際の英語のコミュニケーションの学習と試験勉強は全く別物で、言葉としての学習と試験対策としての勉強の両立は難しいということを伝えに来たのである。
それでは両立させるためにはどうしたら良いかと言うことになるのだが、今の教育制度上、試験英語から完全に離れるのは難しい。
なので、試験勉強中に英語を話せるようになるための勉強をすれば良いということになる。
具体的にはどうすれば良いのか?
ここで試験勉強中にできるコミュニケーション言語としての学習の鉄則をお伝えする。
【単語の勉強】単語だけで暗記しては覚えてはいけない。例文の中で覚える。覚えたい単語を使って、現在の自分のこと、身の回りで起きていることの文章を作ってみる。単語は書いて覚えるのではなく読んで覚える。発音記号は絶対に無視してはいけない。
【文法の勉強】先生の説明や参考書の説明を馬鹿にしてはいけない。これは法則の話なので、試験勉強でも十分に習得できる。ただし、かならず英文を声に出して読むこと、意味を考えて読むこと。その例文を暗唱する事。
【リスニングの勉強】リスニング教材を使うのはなるべく避けた方が良い。興味のない話ばかりなので非常に退屈である。動画やPodcast等が簡単に手に入れることができる時代なので、有名人の発言や、英語ニュース、その他興味のある分野の動画を観て慣れること。
【長文読解の勉強】問題を解いているだけでは学習のモチベーションが苦しい。分からない単語はここで習得すること。長文読解に出てくる表現が自分で使えるか?自分で書けるか?想像して読んでいくこと。そして長文は必ず声に出して読むこと。
とまあ、やらなければならないことは非常に多いのだが、要するに受け身の姿勢から攻めの姿勢で勉強することが両立への突破口となる。
頑張れ受験生!
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