第56回 助動詞って何?
みなさん、こんにちは。
英文法学び直しCafeへようこそ。
前回までは、
動詞についてくわしく
学んできましたね。
今回からは、
助動詞(じょどうし)について
学んでいきましょう。
☆これまでの復習☆
助動詞とは?
第2回で
さらっと書いたように、
助動詞も
英語の品詞の1つです。
助動詞とは、文字通り
「動詞を助ける詞(ことば)」です。
もっと言うと、
助動詞がなくても
文は成り立ちますが、
助動詞があると、
文の意味がゆたかにふくらみます。
助動詞は、固形のルー!?
助動詞を食べ物にたとえると、
カレーやシチューを作る
固形のルーです。
ちょっと想像してみてください。
みなさんの目の前に、
大きな鍋が1つあります。
その鍋の中には、
水や肉、にんじん、
じゃがいもなどの野菜が
入っています。
肉も野菜も、
もう十分煮込んであります。
この鍋に、
カレーのルーを入れれば
カレーができます。
クリームシチューの
ルーを入れれば、
クリームシチューになります。
ビーフシチューや
ハヤシライスのルーを入れれば、
ビーフシチューにも
ハヤシライスにも
なりますね。
あるいは、
酒・しょうゆ・みりんを入れて
肉じゃがにすることもできます。
(調理の順番や材料のちがいは
今は、おいておきます。)
どのルーや調味料を
入れるかによって
料理の味が変わるように、
どの助動詞を
入れるかによって、
文の意味が変わります。
「どの助動詞」と
書いたように、
助動詞は1つではなく、
いくつかの種類があります。
助動詞の種類
助動詞には
いろんな種類がありますが、
有名なものは
次の5つです。
それぞれの助動詞の
意味や使い方については、
次回から1つずつ
解説していきます。
今回は、
助動詞というものの
大まかなイメージと
ポイントを
ざっくり学びましょう。
助動詞のポイント
覚えておきたい
助動詞のポイントは、
次の3つです。
① 動詞の直前に入る
まず、
助動詞の位置です。
助動詞は、動詞の直前に入ります。
図で表すと、
こんな感じです。
言いかえると、
助動詞のうしろには
必ず動詞がきます。
② 助動詞の形は変わらない
つぎに、
助動詞のかたちです。
助動詞は、
主語が何であっても
かたちが変わりません。
can はいつも can ですし、
will はいつも will です。
動詞の場合は、
主語によって
s や esが付くなど
かたちが変わって大変でしたね。
でも、助動詞は
かたちがいつも同じなので
その点はラクです!
③ うしろの動詞は原形
それから、
助動詞のうしろの動詞は
必ず原形になります。
「助動詞 + 動詞の原形」を
セットで覚えておきましょう。
いかがでしたか?
今回は、
助動詞の大まかなイメージと
使い方のポイントについて
学びましたね。
次回からは、
それぞれの助動詞について
くわしく解説していきます。
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最後まで読んでくださって、
ありがとうございました。
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