第17回 英語の五文型を学ぼう!③
みなさん、こんにちは。
英文法学び直しCafeへようこそ。
今日は日差しがあたたかいですね。
いつものように、
好きな飲み物を片手に、
気楽に読んでくださいね。
☆これまでの復習☆
第1文型と第2文型については、
すでに解説しましたね。
今回は、第3文型について学びましょう。
Oが必要な第3文型
第3文型とは、
「S+V+O」で成り立つ文型のことです。
つまり、「主語+動詞+目的語」から成る
文型ですね。
目的語については、
第4回で詳しく解説しました。
動詞の中には、
目的語を必要とする動詞(=他動詞)があります。
何度か例にあげた、
I love you.
私はあなたを愛しています。
という文は、
第3文型の文です。
太字の部分( you )がなければ、
この文は成り立ちません。
英文には必ず「S + V 」が必要ですが、
さらに「O(目的語)」を必要とする動詞も
あるんでしたね。
第3文型を作る動詞
第3文型を作る動詞、
つまり目的語を必要とする動詞(他動詞)は
たくさんあります。
たとえば、こんな動詞です。
(例) She loves you.
彼女は君を愛してる。
They play baseball.
彼らは(ふだん)野球をします。
We need you.
私たちはあなたを必要としています。
目的語に前置詞は付かない!
第4回でもお話ししましたが、
目的語になれるのは名詞です。
第3文型を作る動詞(他動詞)の後ろに
前置詞は来ません。
たとえば、
「私は函館に行きました。」と言いたいとき。
visit (~を訪れる)という他動詞を使うなら、
過去形の visited を使って
I visited Hakodate. (第3文型)
となります。
「 Hakodate 」の前に、
to などの前置詞は付きません。
でも、もし
go (行く)という自動詞を使うなら、
go の過去形 went を使って
I went to Hakodate. (第1文型)
となります。
go は自動詞なので、
目的語をとることができません。
なので、go の後ろには
「 to 」という前置詞を置いて
行き先を表すんですね。
動詞の後ろに
「前置詞+名詞」が来ていたら、
それは第3文型の文ではありません。
第6回で解説したとおり、
「前置詞+名詞」の部分は修飾語です。
もし
動詞の直後に前置詞があったら、
その文は第1文型です。
第3文型の文では、
動詞の直後に名詞が来ます。
前置詞は入りません。
第3文型( SVO )と第1文型( SV )の
見分け方がわかりましたか?
第3文型と第2文型の見分け方
次に、
第3文型( SVO )と第2文型( SVC )の
見分け方を学びましょう。
(例) He is a police officer. (第2文型)
彼は警察官です。
この文では、「彼」と「警察官」が
同一人物を指していますね。
つまり、
「彼」=「警察官」という関係が
成り立ちます。
第2文型では、
主語( S )と補語( C )が
「=(イコール)」で結べる
関係になりましたね。
しかし、第3文型の文では、
「 S = O 」が成り立たないんです。
(例) I love you.
私はあなたを愛しています。
この文の主語 ( S )は「 I 」で、
目的語 ( O ) は「 you 」ですね。
当然のことながら、
「 I = you 」は成り立ちません。
「私」と「あなた」は別の人間ですよね。
つまり、
という風に、見分けることができます。
辞書を引きましょう!
それから、同じ動詞が
自動詞になったり他動詞になったり
することがあります。
たとえば、
move という動詞は
「(自分で)動く」なら自動詞で、
「(他者を)動かす」なら他動詞です。
同じ動詞でも意味や使い方が変わるし、
それによって文型も変わるんですよね。
なので、いつも言っていることですが、
迷ったら辞書を引きましょう!
辞書を引くと、1つの単語が
いろんな品詞になったり
いろんな意味があることに
気づきます。
どれだけ学んでも、
英語は私たちにとって外国語です。
知らないことは星の数ほどあります。
日本語だって、
ネイティブの私たちでさえ
知らない単語や言い回しが
たくさんありますよね。
言語って本当に奥が深いです。
私も、
英語を何十年も使ってきましたが、
今も毎日、辞書を引いています。
英和辞典も。
英英辞典も。
和英辞典も。
国語辞典も。
言語は生き物ですから、
日々新しい言葉が生まれたり、
使い方が変わったり、
常に変化していくものです。
ですから、
わからないことは
わからないと
素直に認める勇気を。
わからないことは
思い込みで判断せず、
まず調べる習慣を
つけましょう。
いかがでしたか?
今回は第3文型について学びましたね。
例文に出てきた
動詞の過去形( visited や went )については、
もう少し後で学びましょう。
それから、
第4文型と第5文型は少し複雑なので
もう少し後で解説しますね。
次回は、動詞の種類について学びましょう。
また読んでいただけたら嬉しいです。
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最後まで読んでくださって、
ありがとうございました。
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