ルービックキューブで、心と向き合い始めた④
ルービックキューブを回して、
一日ごとの心の成長が早いことに驚く。
早い分、自分の嫌な所にもすぐ直面する。
③のお話の続き!
一つ目の手順の「仕組み」を理解して、
難なく回していく。
やっぱり理解すると早いな。。
二つ目クリア、三つ目、四つ目、よしよし!!!
五つ目、あれ?
グチャグチャ。。。
えーーーもどそう!
せっかく早くいけてるねんから!!!
あかんわ。。。
振り出しに戻る。
やり直し始めて気づいた。
私、一つ目の手順以降、
またもや全く「仕組み」を見てなかった。
一つ目の仕組みは、
他の人にも教えられるレベルまで
理解できてるからスムーズにクリア。
でも、これ、全部の仕組みを
教えられるレベルまで理解しないと
早く回せないんじゃない??…と。
なんだか気が乗らない。
「教えるレベルになる」
これって私の中で悪いイメージなのか???
中学の頃を回顧する。
塾で、勉強の得意な所を友人に教えて喜ばれた。
私も分からないところは友人に聞き、
教え合うのが楽しかった。
ん?そしたら高校の頃??
高校は、勉強の得意な人ばかりだったから、
私が教えてもらうことはあっても、
”誰かに教えて喜ばれる”ことがなくなった。
ただ、教えてもらう側でも、
教えてくれた人は喜んでる。
ということは、教える側を目指さなくても
人の役には立てている。
「あ、教えてもらう側の方が、楽かも」
私の心が、この時、動かなくなった。
感情が消えていた。
ルービックキューブを回し始めてから
少しずつ感情に向き合えてきていたのに、
こんなところに、また一つ、
感情を押し殺すスイッチがあったなんて。。
涙は出なかったけど、
自分の心がキューって苦しくなるのが分かった。
続く