
危険物取扱者乙種第4類とは
1 概要
引火性液体(ガソリン、アルコール、灯油など)が取り扱える資格で、ガソリンスタンドや危険物製造工場、タンクローリーで運ぶ仕事に有利です。
法令15問、物理化学10問、性質消火10問、全35問出題されます。それぞれ60%以上(法令10問、物理化学6問、性質消火6問)正解すると合格です。
過去に出題された問題が多いです。
危険物取扱者免状が必要な仕事をしていなければ、定期講習の受講義務がありません。持っているだけならば維持費はかかりません。
2 資格の魅力
AIが発達すると、いらなくなる仕事がある。
「危険物取扱者」も要らなくなるんじゃないの?
いいえ。「危険物取扱者」は警戒警備に臨機応変な判断が必要で、危険行動や危機回避、事故の対処が求められる資格です。必要に応じて点検や消火の対応が必要です。
コンピュータは0か1で処理しており、ヒトのような臨機応変な判断は不得意です。
例えば、コンピュータにガソリンスタンドの防犯カメラ映像を監視させていると想定します。
コンピュータがガソリンスタンドの床面に広がる液体を感知しました。
液体がガソリンならば危険です。静電気で引火するかもしれません。
しかし、それは本当にガソリンでしょうか。静電気防止のために撒いた水ではありませんか?
何度も誤作動のようにアラームを鳴らす感知装置はいずれ常時OFFとされるでしょう。
3 資格取得の費用対効果
資格取得するための費用はざっくりと、テキスト5千円、受験料5千円、免状申請5千円の合計1万5千円です。
資格取得することで時給が100円upすると、1日8時間勤務で+800円。1か月20日勤務として、+1万6千円。1年(12か月)で+19万2千円。
どんぶり勘定ですが時給100円upすると、1年で19万円のプラスになります。
5年で100万円近く。おぉ。私自身、記事を書いていてびっくりの金額です。