今から年末で使うお金は貯めておく
過去にシステム構築で「減価償却費用」を扱う仕事をした際に、それが簿記用語ということを知り、勉強して簿記2級を取得しました。
そんな私が家計管理で気を付けていることを書きます。
1月から年末で使うお金を貯め始める
家計簿をつけていると、食費やら日用品といった項目で区分けをしている人は多いと思うのですが、ある時期に必ず発生するお金というのも家計簿を通して見えてくるものではないでしょうか。
年末年始はクリスマスや忘年会、おせち料理にお年玉、初詣といったようにイベントが多いので、イベントの数に比例して出費も多くなりがちです。
年末年始は出費がかさむことが予めわかっているのであれば、1月から貯金をして準備をしておいた方が一か月あたりに負担する額は小さくなるのではないでしょうか。
1月から準備すれば、年末の12月まで12分割して貯めることができるので、そこまで負担が大きくしなくてすみます。
お金がない状態で、クリスマスは控えめにしようとか、おせち料理は今年は止めておこうと決断すると、心がさみしくなりますが、お金は準備してあるけど、買うほどの価値はないな、と考えることは寂しさではなく、本当に自分にとって必要がないものと思えている証拠だと思うのです。
家電が壊れた時用の貯金
今、家電はなかなか壊れません。10年どころか、15年くらい使い続けることができてしまいます。
しかし、壊れる日はある日急にやってきます。急に壊れて、急に多額の出費を払うことは結構な負担です。
洗濯機、冷蔵庫、食洗器、テレビ、電子レンジなどの高額な家電は、予め壊れることがわかっていれば、それに備えて貯金しておくことはできるものですが、家電が壊れる日は誰にもわかりません。
日常的に使っている家電は、壊れたから使わないということはできず、生活を維持するためには買い替えることが必須になるのです。
そのためには月々「家電が壊れた時用の貯金」として貯めておくことを私は行なっています。月々3千円ほど行えば、1年で3万6千円、10年で36万円貯まる計算になります。
壊れた時にはその貯金から捻出すれば、日々の家計に対してそこまで負担になることはありません。
10年で36万円貯めておけば、洗濯機と冷蔵庫が同時に壊れたとしても、賄うことができる金額をためておくことができます。
家賃の更新料
家賃の更新料も月々に積み立てとして貯金しておきたい項目です。
賃貸住宅の更新料は2年ごとに支払うケースが多いと思いますが、2年に1回とはいえ、1か月に2倍の家賃を支払うことはそれなりに負担を感じるものです。
家賃は手取り額の2割から3割の間に収めた方が良いということになっていますが、家賃を2か月分払うということは、4割から6割になってしまうのでかなり家計を圧迫することは必至です。
2年に1度とはいえ、家計を圧迫される不安を覚えたくはないので、更新料も家賃だと考えて、更新料が2年ごとであれば24分割、1年ごとであれば12分割した金額を天引きして貯金しておくことを私はしています。
24分割、12分割なので、24分の1、12分の1なので、2割1分~3割3分の間に収まるのです。家賃というのは、月々の金額ではなく、更新料も含めた上で予算配分をした方がよいのです。
まとめ
今月や直近で必要となるお金であえば、手持ちの貯金をもとに支払うかどうかの判断ができますが、1年、2年、起こりうるいつか、という割と先の将来に関しては肌感覚を持つことは難しいものです。
全てを将来のために貯金をすると、体力的に一番若いハズである今の自分に対してお金を遣うことができなくなってしまうので、せめて必ず起こりうることに関するお金は積み立てておきたいものです。
コツは天引きです。給料が入って過ぐに別口座へ移す設定をするとか、ATMに行くとかしてはじめからなかったお金としておけば、その範囲内でやりくりができるハズです。