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《距離感3》共通点探し 同郷か?ガハハ!なら同志だな!歓迎するぜ!

おう、いらっしゃい!
酒場のマスター、シシャモだ。

そういやお前さん、出身はどこだい?

ああ、あの辺りか!
それならウチのスタッフに同郷がいるな!
今度話してみるといい。紹介するぜ!

親しい仲間が来てくれたみたいで、
俺まで嬉しくなっちまうな!ハハ!

よし、同郷のよしみだ!
距離感の話についてまた一つしようか。
俺は同郷じゃないって?いいんだよ、細かいことは!

お前さん、仲良くなりたい人、お近づきになりたい人はいるか?
仲良くなりたければ、共通点を多く見つけるといい。
衣食住、趣味、仕事、夢や目標。
家族や何かの価値観でも可だ。

特に自分のルーツになるような要素が共通点
となる場合は、仲間意識や連帯感が芽生えやすい。
これは自分の中にある既知の体験から、心理的安全性が保証されるから、ということでもある。

心理的安全性ってのは、平たく言えば、
安全なところからヤイヤイ言える環境にいるってことだな。
この場所なら大丈夫、この人たちなら大丈夫、と自分の安全は確保・保証された上でなら、自分の考えや意見も素直に表現できる。
ビジネスでよく活用されるが、まぁこの話はまた今度でいいか。

ルーツの話に戻るが、共通点がこれだったらどうだ?
故郷が同じ、似たような家族構成、
生い立ちや育った環境が似ている、
共通の趣味、同じ職業・職種、目標が同じ地点。
なんなら好きな人や倒すべき敵まで一緒だ。

そんな人には、自分を重ねて見てしまうだろう。

映画や小説の登場人物に、自然と感情移入してしまうのは、こういった共通点が多く設定されているからだ。
もちろん、ストーリーや展開の組み立てがあってこそ面白い話になるんだが、そこまで自分で組み立てられる段階になれば強いな。

共通点を見つけたければ、
時事的なネタや最近起きたことを話すついでに
会話の中で引き出していくことや、
話題に触れてる時の反応を見ていくといい。

少し前に話した、自己開示のスキルがここでも役立つ。
自分から共通点になる情報を提供するんだ。
ああ、忘れちまってたら、またそこのマガジンからログを見返してみてくれ。

それと間違っても、聞かれたくないと思ってる相手にズケズケと質問するなよ?逆効果だからな!
まずは話をできる土台を作ってからだ。

デリカシーとプライバシーは、誰にとっても大切だ。
踏み込まれたくないかどうか、反応を見てもいいし、直接聞いてみてもいい。
配慮できる人、って印象もそこで与えられるしな。
だからこそ、安心できる相手がいるとわかったときは、心を開いてもらいやすい。
ピンチは最大のチャンスってやつだ。

相手にとって最適な距離感を取れるようになってきたら、もうお前さんは立派な紳士淑女だ。
大人の余裕ってやつを見せてやろうぜ。

《基本スキル 共通点さがし》


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