【制作の裏側】フラッグフットボールスタートブック
日本フラッグフットボール協会様が発行する小学校の先生向けテキスト「フラッグフットボールスタートブック」をENGINEでプロデュース&制作させて頂きました!
■新しいコンセプト
既にご存知の方も多いかと思いますが、2020年に施行された新学習指導要領に「フラッグフットボール」が正式に掲載されました。
フラッグフットボールは、これまでの授業実践は体育専科の先生など、体育指導の専門的な知識や経験の豊富な先生が中心となっていました。しかしこれからは、体育指導を専門としない先生でも十分に効果的な授業を行えるよう、より実践しやすいものに進化させることが求められています。
そこで今回は「フラッグフットボールを今まで知らなかった先生でも、すぐに授業ができる」をコンセプトに制作し、タイトルも「フラッグフットボールスタートブック」という名称になりました。
ここでお伝えしておきたいのは、(公財)日本フラッグフットボール協会様が単純に「競技を広める」ということよりも、「子どもたちの為になること」「体育の課題を解決すること」を優先されていることです。
それが結果的に競技を広めることにも繋がっており、10年前は無名であった「フラッグフットボール」という競技が、現在は全国数千校の小学校で実施され、教育的価値が認められた結果、新学習指導要領掲載に至ったのだと考えています。
我々もその方針に基づき、今回は「フラッグフットボールを通じて、いかに体育の授業に貢献できるか」を強く意識して制作を行いました。
■スタートブックの特徴
大きな特徴は以下の3つです。
① 女性の先生を意識した親しみあるデザインに。
② フラッグフットボール以外の情報も豊富に掲載。
③ 出来るだけ文字を少なく、視覚的に理解できる。
① 女性の先生を意識した親しみあるデザインに。
小学校の先生は女性の先生が7割近く、そして「男性より女性の方が、体育の指導に苦手意識のある先生が多い」というデータもあり、今回は女性の先生にも親しみを持って頂けるデザインを強く意識しました。
デザインをhooopさん、イラストを久野貴詩さんにお願いをし、親しみがありつつも、新しさもあり、「フラッグフットボール」への期待感を持てる素晴らしい表紙&紙面に仕上げて頂きました!
② フラッグフットボール以外の情報も豊富に掲載。
競技団体か発信するテキストとしては珍しいと思いますが、今回は「フラッグフットボール」の具体的な授業の進め方に入る前に、「そもそも体育の目的って何だろう?」という章を設けました。
特にお伝えしたかったのは、「(先生自身が)運動が苦手でも、良い体育の授業」は出来る!」という点です。これは小学校体育に全種目に言えることです。
「フラッグフットボール」もその競技名から教えることが難しそうなイメージを持つ先生も多いかと思いますが、小学校体育向けのプログラムが用意されており、しっかりとポイント押さえれば、良い体育の授業ができるのです。
③ 出来るだけ文字を少なく、視覚的に理解できる。
たとえ必要な情報が全て載っていたとしても、文字が詰まっていては、読む気にならないものです。読み手側が「読みたい!」「これなら私でも出来そう!」という気持ちになることがまずが大切ですので、今回文字量を出来る限り少なくし、直感的に理解できることを意識いたしました。
詳細はぜひ「フラッグフットボールスタートブック」の現物をご確認ください!※今後はダウンロードも可能になりますので、当選校以外の先生もご活用いただくことが可能です。
また先生用テキストだけでなく、作戦ノートや賞状もENGINEで作成しました!
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ENGINEは体育の授業において、
・指導の苦手な先生でも、良い体育の授業はできる!
・子供たちが主体的に運動をしたくなる文化をつくる!
・運動が苦手な子も楽しめる(「できた!」を経験できる)!
ことを目指しています。
同じ志を持った企業・団体の皆さまと新しいプロジェクトも次々に進めていきたいと考えております。
企画・制作のみならず、学校への告知・応募受付・発送まで一気通貫でプロデュースが可能ですので、ご興味のある方はぜひcontact@engine-s.jpまたはENGINEのウェブサイトよりご連絡ください。