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運動が苦手な先生でも、良い体育の授業はできる!
小学校体育向けのさまざまな教材を制作する中で、伝えたいメッセージの1つは「運動が苦手な先生でも、良い体育の授業はできる!」です。
小学校体育の目的は、スポーツ選手を育成することではありません。全てのこどもの生涯にわたる「豊かなスポーツライフ」を実現するための資質・能力を育むことです。
「運動が苦手だから、指導も苦手」と思っている先生が多いですが、「運動の得意・不得意」と「良い体育の授業が出来ること」は特に関係がありません。
理由は主に2つあります。
①体育で身に付けるべきことは、実はそんなに多くないから。
体育で求められる技能はそこまで多くありません。例えばボール運動であれば、「転がってきたボールの正面に入れる」、「落下地点に入れる」など、小学校ではかなり限られています。
学習指導要領に記載されている目標は、スポーツ選手になる為の技能ではなくて、どの子も楽しめる為に最低限必要な技能なのです。
学習指導要領の「知識及び技能」に書かれている内容がこちらです。
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※【体育編】小学校学習指導要領(平成29年告示)解説 より
②運動が苦手な子の気持ちを分かることも大切だから。
体育ではどんな子どもでも成功体験を味わえるやさしい運動からスタートし、「これなら私もできそう」という思いを持たせてあげることが大切です。
先生が運動が得意であることよりも、さまざまな立場の気持ちが分かり、うまくできない子をサポートしたり、出来る子を見本にするなど、「コーディネートする力」があれば、良い授業が出来るのです。
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もちろんこれまでにもお伝えしている通り、小学校体育の指導は簡単ではありません。
しかし指導のポイントを理解し、それを実際の授業でどう行うかが分かれば、誰でも良い授業ができるはずなのです。
そのサポートをENGINEでは行っていきます!いま着々と準備が進んでおりますが、情報公開まで少々お待ちください!