#31 俺のホワハイ
家具に無頓着だった。身に纏う服や、お化粧などはこだわりがあるが、家の中、主に家具にはあまりこだわりがない。
だから私の社会人になってからの家具は、大学生の一人暮らしのときのそのままのもの。大学のアレだ、生協の家具カタログに書いてあった、良さそうなものを選んだそのままだった。当時大学1年生の私が選んだ、ブラウン調の落ち着いた家具たち。全然不自由はない。暮らせるし。落ち着いて良い。
と思っていたが!
昨日IKEA大好き芸人代表の姉に連れられ、IKEA散策をした。
なんか、別に無くても良いけどあったら嬉しい、みたいなもの世の中に沢山あるじゃん。
今の私にとっては、コーヒーのステンレスフィルターとか、お茶の濃さが調節できるタンブラーとか、本を縦に積上げる棚とか、お湯に虹がでるバスボムとか、、
お湯に虹が出るやつ知ってるか?プラザとかによくあるんだが、あれは確か800円くらいした。夜ご飯の外食に800円は出せるけど、虹色のバスボム1個に800円はどうしても渋ってしまう。いつか渋らないで買える人間になりたいよ。
そう。それで、無くても良いけどあったら嬉しい、の中の一つが、ハイテーブルだった。
ずっと、ローテーブルを使っていた。コタツのスペックを備えているのにストイックにそのスペックを封印し続けながらローテーブルを使っていた。
テーブルとしての機能に不自由は全くないのだが、なにか集中したい時や本を読みたい時は、椅子に座って作業がしたかった。私は図書館やカフェがすきだから、そういう気分で作業がしたかったのだ。珈琲を飲みながらね、家でそういうことが出来たらな、と。
IKEAには本当になんでもある。情報が多すぎると何が良いのかわからなくなって思考停止しがち。だが、IKEAには小さなモデルルームが何個もあって、お部屋にあったらこんな感じ、この広さだったらこういう配置、というのが想像しやすいのね。
そのモデルルームの中で丁度私の今の家の広さのようなものがあって、そこには真っ白な机があった。
真っ白なハイテーブル
グッときた。
私の今の家は壁もドアも真っ白で、そこがとても気に入っている。それにもぴったり。
しばらくモデルルームの椅子に座って、自分の家のように机を堪能し、うわあ、これ欲しい、うわあ、これ良いなあ、を繰り返した。
うわあ、欲しいなあ
うわあ、いいなあ
、、、
気付いたら足はレジへ。このホカホカな気持ちのまま滅多にしない衝動買いをしました。ホワイトハイテーブル!!!お買い上げェ!!!!
板と脚がバラバラで組立式だったから、家に帰って丁寧に愛情を込めてネジを回して(×20)
現在、ホワイトハイテーブルと共に暮らしている。
今日で生活を共にして2日目だが、家に帰ると自分の家じゃないようでびっくりする。ホワイトハイの上でPCを開くだけでなんだか都心のタワマンに住んでいる頭脳明晰な在宅ワークをしている人の気分になってしまった。ホワハイでご飯を食べながらAmazonプライムを見ているだけでいつもの数十倍満たされてしまった。
今までローテーブルを置いていた部屋の真ん中の部分が開けて、今まで机を移動させてしていた筋トレも一瞬で始められるし、ストレッチものびのびできるし、今その場所で寝そべってnoteを書いている。部屋が広くなった。
ホワハイがこんなに素敵な効果をもたらしてくれるとは、、、
自分のテンションがこんなにも上がるとは思わず、気に入った家具と暮らす、ということの影響の大きさに驚きまくりだ。
あってもなくても良いものにこそ、こだわっていきたいと思った出来事だった。おうちは今も好きだけど、自分の気分がより良く暮らせる生活づくりをしていきたいわねえ。