23/09/01 室内楽コンサートrec
ありがたいことにご縁をいただいてコンサートの録音をさせていただきました。録音機材、録音方法レポート。
概要
アンサンブルNAMi 秋の夜長の室内楽
2023年9月1日 19時開演
日暮里サニーホール
機材
PC : MacBookAir
DAW : Pro Tools Ultimate
AudioIF : RME Fireface UFX+
HA : Millennia HV-3D-8
電源 : Volt Ampere GPC-TQ(100V運用)
Mic : DPA 4006A * 2
幸い、電源は写真左のラック内に電源コンディショナーが入っていたので
舞台スタッフさんに許可をいただいてそこから一個いただいた。
GPC-TQに入れてそこから他の機材の電源は分配。
マイキングはDPA4006Aをステレオペアのみ。
アンサンブルのど真ん中に低めの位置に置いて広めのハの字に立てる。
ケーブルを下手側の壁コンに接続。
HAはmillennia、そこからUFX+へ。DURecでバックアップも回す。
DAWはProTools。96khz/32bit float運用。基本止めずに回しっぱなし。
個人的には今回の録り音はうまく録れたと思う。
スポットマイクなしでも楽器の位置関係、奥行きもちゃんと録れてると思う。今回ミュージシャンはステージに上がらず、下に降りていた。その分前に出るので吊りマイクが使えなかった。そしてお客さんを入れての収録だったのでマイクは必然的に低い位置から。しかし低い位置から録るのも悪くない気がする。近めの位置に立てれたのもあって輪郭もはっきりしており、響きもスッキリ目。
しかし、オーボエ、クラリネットはバッチリだったが、配置的に後ろに行ってしまったファゴット、ホルンは少し遠かったかもしれない。ホルンだけでもスポットマイク立てれればもう少し聞きやすくなったかもしれない。しかし配置転換もあったためなんとも難しい。ハの字の角度の調整もまたシビアだった。広げすぎると真ん中が空きすぎるし、左右の聴こえ方もシビアになる。いろいろ今後の課題。
ホール録音、コンサート録音ともに引き続き研究進める。奥深い世界。大変だけど極めがいがあって楽しい。がんばる。