バリューズカードでエンゲージメント合コン演じたら、3組成立した話(アトラエ新年会)
Engagement Run!Academy講師兼コミュニティマネージャーのMihoです。先日、チームで新年会を開催した際、バリューズカードかつてない盛り上が利を見せたので、ぜひ紹介させてください!
本日の投稿は、笑い必須ですので、読むタイミングにくれぐれもご注意ください。
多くの方がお互いを知る機会として、活用事例を投稿されているのでこちらもぜひご覧ください!
エンゲージメント合コンの背景
2024年1月某日、アトラエオフィスにて、チームの新年会がスタートしました。バリューズカードをやることだけは決めていたのですが、テーマは決めておらず、遊び方をハックしたいなあとぼんやり考えていたところ、以下の設定で実施しました!
何事!?と思う方もいらっしゃいますよね。
コトの発端は、とあるメンバーが、「パートナーとバリューズカードをやったよ!」とシェアしてくれ、婚活・お見合い市場でもバリューズカードってポテンシャルあるよね、との話題になったことでした。
新たな市場開拓か!?と盛り上がる最中、
みんなの好奇心が高まり、一体感を経た瞬間に、
「別人格になりきってその設定で大切にしたい価値観を3つ選ぶ」
というルールが爆誕しました!!!
(これを書きながら私はまた笑っております。あの瞬間の盛り上がりは本当に異常で、初笑いに相応しい瞬間でもありました。)
また、余談ですが、別人格というルールは、メンバーの一人が過去、役者をやっていたことに着想を得ています。多様なバックグラウンドを持つ素敵なチームなんです!
さて、みんな大好きバリューズカードが、一捻りしたテーマでスタート!
ここで、参加者10名それぞれの設定をご紹介したいと思います。即興で決めた割には、みんな凝った設定になっています。
タイトルにもあるように、この10人から3組もマッチングしているので、誰がマッチングしたのか、ぜひご想像ください。
10名のなりきり設定
一捻りどころか、みんなパンチが効いていますね。
今回は、人数も多く、時間も少なかったので、3枚の価値観カードを選ぶスタイルです。山札から新しいカードをとって手元のカードを入れ替える人、手元にあるカードをずっと残す人など様々でした。
ゲーム中に、追加設定が露わになり、その都度、悲鳴が起きて、オフィスにいた他の社員もびっくりする事態になっていたとか。
30分後、手元に残した3枚のカードを発表し、それぞれ気になっている人がいるか発表しました。
マッチング結果発表
みなさん気になるマッチングの結果をお伝えします!
気が合いそう、ドキッとした、なんだか支えたくなったなど、
演じた上で、このマッチング率!驚異的です笑
ゲームの最中、実はホラー小説を書いていると自己開示し始めたり、売れない役者男性は、あと1年でけじめをつけると、真剣に人生を生きる姿をチラリ見せていました。
また、女性陣も、価値観カードを1枚捨てる際に、モテを狙った理由を述べてみたり、なんとも妙なリアルさを感じながらのマッチング。
今回の参加者は、パートナーがいる人が多いので、ここから何か起きることはなさそうですが、演じる中で、相互理解や何か共感する部分が見えてくる摩訶不思議な世界です。フリー同士なら何かが起きるかもしれないですね!
参加者の感想
さて、ここからは、参加した方の感想をお伝えしたいと思います!
「記事にしたいので、一言ください」って伝えただけなのに、みんな長文で感想を書いてくれまして、いかに楽しい時間だったか伺えますね。。。
まずは、この方からいきましょう!
カッコ内の言葉は、選んだ価値観3つとなります。
起業家男性32歳(ビジョン、グローバル、心地良さ)
いつもは社内最年長ということもあり若い設定にしたつもりでしたが、それでも最年長でした(笑)。
別人格になってみるという設定がまず面白かった。私には「24歳6浪中」や「ホラー小説作家志望」などという発想はなかなか出てこないですし、それぞれの設定を聞くだけでもまずはアイスブレイクになった印象。そして「別人格になりきる」というのがそんなに簡単ではなく、本来の自分がそれぞれ少し染み出しているのも面白い。脳内のクリエイティビリティがバンバン刺激され、アイデアや発想力が問われる新規事業や新商品開発の会議の最初にやってみると脳ミソがほぐれていい感じかもです。また今回は別人格設定前提ではありましたが、その必要がない通常の独身男女同士の合コンや婚活の場での相互理解ツールとしてもすごく可能性がありそう。「エンゲージメント合コン」を是非とも日本全国に広めたい!
社長秘書女性25歳(貢献、寛容、家族)
みんなが作り上げるキャラクターと、そのキャラクターがバリューズカードのプレイを通じて形作られていく様子が楽しかったです!
特に印象に残っているのは、合コンという設定上、普段は互いに敬語で話しているメンバーがあの時間だけは自然とタメ口で話したり突っ込んだりした空間でした。不思議で面白かったです!
私個人としては社長(男性)を支えるために、数歩下がったところから支える女性像を演じましたが、やっぱり本来の私(数歩下がるどころかどんどん先に行きたい)の方が楽しいなと感じました(笑)
ホラー小説家志望のフリーター男性22歳(創造性、本能的、オープン)
架空の人物になりきるというスタンスでゲームに臨んでも、若干自分の内面における「憧れ」や「なりたい自分」が少し揺さぶりをかけてくる。
なぜ?小説家にしたかのかを振り返ってみると、アーティスト(0から何かをクリエイトする人)に昔から憧れを抱いていた気がする。映画監督や作家や岡本太郎のような芸術家など。また、大人になり、自分のアイデンティティが把握できてくるにつれて、絶対に自分にはなれない!と思える職業でもある。それに対して、一度なってみたい!という気持ちが少し芽生えていたから、小説家とパッと出たのかもしれないw
なりきってみると意外性がたくさん!思っている以上に感情移入もでき、ゲーム中の架空の人物同士のやり取りが時間の経過とともに妙にリアルさを帯びてくる。小説家としての自分なら?という観点で、明らかに惹かれるタイプの人がいた。そして、その方とマッチングした。この瞬間がホラーでしたw バリューズカードすごい!
バリキャリマーケター女性28歳(知性、能力、愛)
実際、28歳でマーケティングを担当しています。ただ、歴は3ヶ月(笑)。
「もしマーケターとしてのキャリアをバリバリに積んできていたら、今何を大事にするだろう」と思い、この設定で臨みました。
言ってみれば今の自分を200%(それ以上?)盛ったイメージなのですが、実際に大事にしていることが滲み出ている、もしくは「本当はこうなりたいのかもしれないな」と思うところがあって面白かったです。皆さんのキャラクターは、昔の自分であったり、全く違う自分であったりして、なんでその設定にしたのかと言う観点でも個性が見られたのが興味深く思いました!「なんでその設定!?」っていう点もたくさんあって、お腹痛いくらい笑いました笑
ヨガインストラクター女性24歳(平穏な人生、寛容、遊び心)
私自身は女性陣の中で現実は最年長だったのですが、なりきるときには一番若い年齢を無意識で言っており、そんな風に思っていなかったけど、暗黙的に自分に対してそうありたいというのがあったのかもしれないなと後で思いました(笑)あとは、なりきる際にはどうやったら、一番モテるかを意識して、カードを選ぶようにしました。普段自分でやるカードではないカードをとった時に個人的には笑ってしまいました。
売れていない役者男性 29歳(誠実、勇気、創造性)
「合コンで格好つけそうな人」で連想した設定を演じてみました。「あと1年、役者を頑張って、目が出なければ諦めて真っ当な生活を送る。でも本当は役者を続けたいという気持ちもあって、その辺りも理解してくれる女性を待っている。」振り返ると、20代~30代くらいの時にこの設定に近い人たちと交流していた時期があって、年を経るごとにどんどん偏屈になっていく彼らに「なんでこの人達は、根はいい奴なのに、自分を取り繕って、鎧を着ているんだろう?面倒くださいな。」と、辟易して、距離をとっていったということがありました。
自分で演じてみると、どんどん劣等感が湧いてきて、気がついたら役者を続けたいという本音は出さずに、馬鹿みたいに真っ当になるアピールをしていて、取り繕っている自分がいました。その焦りを感じていると、自分自身も過去、婚活に苦戦している時に同じ気持ちになっていたことを思い出しました。当時は無我夢中だったので、気がついていませんでしたが、取り繕って、素を出していなかったんだなあ、と思いました。演じることを通して、過去の自分や離れた友人たちと対話しているような気分になり、今度、昔の友人たちと久しぶりに飲んでみようかな、と思いました。
自分の中の憧れの部分や試してみたいと思っていた部分、抑圧している部分などを演じている方たちも活き活きとして、その人らしさが滲み出ていて、
魅力的でした!今度は自分も「憧れている人」や「嫌いな人」「嫌われると思って抑圧している部分」など演じてみたらどういう気持ちになるかな?という好奇心が湧きました!
DTPデザイナー女性26歳(経験、プロフェッショナル、ロジック)
完全な別人格というよりも「この時、この仕事を継続してやっていたら…」的なifの自分で参戦しました。
最後の価値観シェアももちろん面白いのですが、個人的にはそこに行き着くプロセスを楽しむ感覚がとても強かったです。各々が設定している年齢や仕事内容にも何かしら思い入れがあったり、架空で演技のはずなのにその人らしさや知らない側面が見え隠れしたり…。「役」というクッションがあるからこそ、そこに素直な思いや願いを乗せやすかったのかもしれません。
趣味や仕事の話だけでは上手くお互いがハマらない事も多い中、設定やテーマを合コン仕様にしてやってみるだけで、こんなに面白く、しかも他者にぐっと興味が持てる…この体験はなかなかできない貴重な物だったな~としみじみ。これは仲良くなれる気がします。
たくさんの笑いと発見があった非常に楽しい時間でした!
医学部目指し6浪中の男性24歳(情熱、エモーション、本能的)
今振り返ると、自分の中の抑圧された感情や価値観を表現したくてこの設定にしたのかもしれません。
・理想とはギャップのある不完全な自分でも、存在してもよいと認めてほしい
・エモーションとか本能とか言って、自分を信じ切っている突き抜けたヤバいやつ
そんなヤンキー魂をもった自分でありたい、あるいは現在そうでないことへの恐れ、などが無意識的に設定に反映されていそうです。
そして、会の最後に同年齢24歳のヨガインストラクターの方と恋心でマッチングしたときは、少し夢のような気分でした。甘酸っぱい青春時代の心が躍るような照れくさい感覚、不完全な自分でありながら首の皮一枚つながった存在承認への安心感、などを感じることができました。
自分は心をもっと動かしたいんだ!という気づきもありました!!
海外ボランティア帰り女性28歳(自律、尊敬、調和)
全員役に徹していて、普段と違う人格で選ぶ価値観なのに、絶妙に染み出てくる人となりが面白かったです!私自身は、過去すごい勢いでモテていた知り合いを想起し、演じてみました。天真爛漫であざとい系とでも言うのでしょうか、そんな部分も演技に盛り込みました。慣れない振る舞いを演じる中で感じた感情に新鮮さを感じつつ、意外と悪くないなと思ったので、今後は実生活にも生かしたいと思います笑
そして、お芝居なはずなのに、マッチングが発生したのは驚きでした!Netflixの「韓国ドラマみたいな恋がしたい」というリアリティショーにハマって見てたんですが、あれに近いことが起きていのか・・・?笑
何はともあれ、笑いと驚きの叫びが連続のプレイフルな時間で楽しかったです!
ロックアーティストのマネージャー女性29歳(共感、オープン、エンパワーメント)
誰かになり切る設定と言われ、思い浮かんだのは「ロックアーティストのマネージャー」。これはリアルな昔の私の夢で(コンサートやライブが大好き)、昔の夢を思い出しました。
リアルな夢だったということもあるけれど、役になりきってみても、結局選ぶカードは素の自分と合致するカードばかりで、私は誰かになりきるのは無理で、いつだって自分でしかないんだなと思いました。
なりきるなんて無理だから、もういつだって自分で生きよう!と開き直りました。笑
私と同じように素の自分がどんどん出てくるメンバーもいれば、いつもとは違う役を演じるメンバーもいて、でも、どんな「役」を選ぶかからもその人らしさが滲み出ていて、それすらメンバーの価値観が出ていて面白かったです。
バリューズカードは、初対面の人とでも、何度か顔を合わせたことがある人とでも、よーく知っている人とでも、どんな関係性でも、みんなのことをより知れて盛り上がるツールだと思います!バリューズカードの可能性、無限大!
終わりに
いかがだったでしょうか。ここまでで、6000字の大作となってしまい、最後まだお読みいただいた皆さんには感謝申し上げます!
まだまだハックできる バリューズカード!
皆さんもプレイフルな遊び方を見つけたら、ぜひ教えてください。
なお、演じてバリューズカードをやってみたいという方がいれば、アトラエにてWevox / Engagement Run!Academyメンバー一同お待ちしております!