
enfacコンテンツの原点「仕事道」-紆余曲折の誕生秘話-
こんにちは!経営企画室 室長の菅野 雄太(すがの ゆうた)です。
1月ももう2週以上経ちましたが、いかがお過ごしでしょうか。
インフルエンザの流行のピークはすぎたようですが、十分気をつけてください。
私からは、過去制作したenfacコンテンツ1つ1つの誕生エピソードについて紹介していきます。
「なぜ経営企画室の人間が?」と思ったあなた。まずは最初に私の自己紹介をご覧ください。
※知っている方はプロフィールは飛ばしてください
【自己紹介】

菅野 雄太
立命館大学卒、神戸大学大学院中退。企業内教育動画、オーダーメイド動画の制作を経て、現在は、企業人事向け人材開発体系作りを支援。
アンファク・クレイドの代表も兼務する。
2014年にenfacに入社し、早10年。
オウンドメディア「起業.tv」の運営、制作チーム、営業チームを経て、2024年12月から経営企画室に配属されました。
特に制作チーム時代の初期は、自分で撮影・編集も行っていたので、enfacコンテンツの半分以上は企画から関わっています。
そういう背景があり、今回はenfacの自社コンテンツとして、最初に作った動画「仕事道」についてご紹介したいと思います。
期待していた人材が現場で全く役に立たない
採用時点で優れていると思った人材が突然辞めてしまう
このような問題に困っている会社は少なくありません。新人が1年以内に退社してしまう理由として「思っていた会社や仕事ではなかった」 「職場でのコミュニケーションや人間関係がうまく築けなかった」等が挙げられます。
これは人材育成理論でいう「組織社会化」がうまくいっていないことが原因だと考えられています。「組織社会化」とは、組織心理学の創始者エドガー・シャインの言葉を借りると「新しいメンバーが、その組織、社会あるいはグループの価値システムや規範、要求されている行動パターンを学び、適合していくプロセス」のことです。
仕事道はこの「組織社会化」がうまく進むために、新人にとって必要な知識や考え方が学べるコンテンツです。5つのテーマ・25のコンテンツを通じて、 仕事や組織に主体的に関わる姿勢や自らの業務や役割を学び、「成長実感を早く得て、成果を出しやすくする」ことを目的としています。
仕事道のコンテンツリストはこちら↓
https://www.enfac.co.jp/contents/shigotodo/
企画の背景
仕事道を公開したのは2018年ですが、企画が始まったのは2016年6月でした。プロジェクト開始時点では私も企画に関わっておらず、大学の先生や大学院生にヒアリングしながら、コンテンツの内容を議論していたと聞いています。
なかなか次のステップに進めず半年ほど経ったタイミングで、私が参加することになりました。

仕事道は社会人になる前の内定者や入社1〜3年目を想定したコンテンツです。講師は弊社代表の嶋内です。
見てもらうとわかるのですが、動画は「アニメーションによる事例紹介」と「スタジオでの解説」「専門家インタビュー」で構成されています。
実は、最初はアニメーションではなく「劇団の俳優に出演してもらう」という方向で動いていました。その後、予算やスケジュールの問題で、アニメーションで作ることになりました。
作ってみて、「やはり実写じゃなくてよかった」と思いました。
撮影
初の動画制作ということもあり、外部のディレクターを入れました。関西ではおなじみのTV番組「ちちんぷいぷい」のディレクターを長く勤めていた株式会社Azukiの坂上大介さんです。
キュー出しやカメラ位置の調整、出演者へのチアアップ等、撮影現場のディレクションの仕方について学ばせていただきました。

また専門家の聞き手役として、フリーアナウンサーの内藤朝佳さんにお手伝いいただきました。内藤さんにはその後他のコンテンツでも出演いただいています。前日までの台本作りが大変でしたが、皆さんのおかげで当日をなんとか乗り越えることができました。

オリジナルキャラクターの作成だけ外注しましたが、編集は基本的に社内のメンバーに任せてました。
まとめ
私にとって初めての動画制作のプロジェクトであり、主にアニメーションパートの台本を制作したので、とても愛着のあるコンテンツとなっています。今では多くの企業の内定者研修や新人研修で活用いただいています。

動画もそうですが、私のイチオシポイントはオプションで付いている「ワークブック」です。動画の内容を踏まえて、メモや気づきを残すだけでなく、各動画のテーマに関連する質問を、先輩社員にインタビューする形になっています。
新卒に必要とされる「働くことに対する考え方や姿勢」を学べるだけでなく、「社内コミュニケーションのツール」として活用できるのが魅力の1つです。弊社では毎年新卒で入社する人が、ワークブックを使って、部署問わずに先輩と交流しています。
以上、仕事道の誕生秘話でした。
次回のコンテンツ紹介を、お楽しみにしてください!