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心の声(インナーチャイルド編)
かなしい雄叫びを聞きたくなかった。
わたしがわたしに無理をさせていたんだな。
ちいさなちいさなわたしは
あまりにも弱くて
自分の感情に触れることができなかった。
ないがしろにしてきたわけじゃなく
ただほんとにこわい思いを
したくなかっただけなんだと思う。
冷静でいたかった。
自分の身になにが起こっていたとしても。
かなしいという感情に向き合うには
そのなりの覚悟がいる。
わたしはそういう強さを
持ち合わせていなかった。
まだ幼すぎたせいもあるかもしれない。
うちは3歳の頃に母親が出ていったので
けっこうなトラウマになって
いたのかもしれない。
だけど今になって
あぁこわかったんだなと、
感じてあげることができた。
それはもう我慢しなくてもいいよ、と
自分への許しのようにも思えて仕方がない。
泣くことがこわかったんだ。
感情におぼれることがこわかったんだ。
今はそのことにゆっくり時間を
さいてあげたい。