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「技術とマネジメント、両方で挑戦を続ける」エンジニアリングマネージャー川野邉が語る成長の軌跡
ENECHANGEではエネルギー領域の企業が抱える事業課題を解決するプロダクト「エネチェンジクラウド」を提供しています。
エネチェンジクラウドには複数のサービスがあります。
その中で電力切り替えプラットフォーム「エネチェンジ」の運営で培ったノウハウを活かしてユーザーの切り替え検討、申込・顧客管理に特化したサービスを提供しているのが「エネチェンジクラウドMarketing」です。
本記事では、そんな「エネチェンジクラウドMarketing」の開発を担うエネルギークラウド事業部マーケティングユニットでエンジニアリングマネージャーを担う川野邉さんにインタビューを実施しました!
川野邉さんはメンバーとして入社後、1年半ほどでマネージャーに昇進し、プレイングマネージャーとして活躍しています。ENECHANGEで描けるキャリアやマネジメントのリアルをお伝えします。
(*エネチェンジクラウドについて詳しくはエネルギーデータ事業の解説記事もご覧ください。)
プロフィール:川野邉 賢二
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大学でコンピュータ科学を専攻し、卒業後はSIerに就職。2年ほど働いたのち、新しい技術を使いたいという思いと、長野県へ拠点を移した背景から長野県にある受託開発企業に転職して3年ほどVue.jsでの開発に従事。自社サービスの開発に携わるため2022年4月にENECHANGEにジョイン。フルリモートで働きながらフロントエンドエンジニアとして力を発揮したのちエンジニアリングマネージャーに抜擢され開発・マネジメントの両面で活躍中。
幼少期からの好奇心でエンジニアの道に
ーーエンジニアを目指したきっかけを教えてください。
川野邉:幼少期から父の影響でPCに触れる機会が多く、HTMLでサイトをいじったり、ゲームを楽しんだりしていました。自然と技術に興味を持つようになり、大学ではコンピューター科学を専攻しました。大学で本格的にプログラミングやシステム開発を学び、エンジニアとしてキャリアをスタートすることを決めました。
最初のキャリアはSIerで、2年間で幅広い開発工程を経験しました。ただ当時の環境では新しい技術に触れる機会が少なく、転職を決意しました。
モダンな技術に触れられることに魅力を感じ入社した受託開発企業では、Vue.jsでの開発に携わる機会に恵まれました。不動産関連のアプリ開発を手掛ける中で、特にVue.jsでのフロントエンド開発のスキルを磨くことができました。
ENECHANGEでの挑戦〜技術とマネジメントの両立〜
ーーENECHANGEに入社した理由を教えてください。
川野邉:転職のきっかけは、自社で事業を展開する会社で、プロダクトを深く理解しながら開発したいという思いでした。これまで受託開発を経験してきましたが、自分たちで事業を運営し、社会的意義のあるプロダクトを育てていける環境に惹かれました。
さらに、ENECHANGEはエネルギー業界というインパクトの大きな分野で、社会課題の解決に直結するサービスを展開している点も魅力でした。
転職活動時には複数の企業を受けていましたが、ENECHANGEから内定をもらった段階で他の企業は辞退して入社を決めました。
これはENECHANGEの採用プロセスでは実際の業務に即した課題に取り組む機会(チャレンジ)があり、それを通じてプロダクトや事業の方向性が自分に合っていると確信できたことが大きいです。
また、フロントエンドのスキルを活かせる環境であることも決め手の一つでした。
(*チャレンジの詳細はこちらもご覧ください。)
ーーENECHANGEに入社後はどのような業務に取り組んできましたか?
川野邉:入社後はフロントエンドエンジニアとして大手企業の開発案件を担当しました。
Ruby on RailsのERBからVue.jsへのリプレイスプロジェクトに携わる中でRuby on Railsの知見を培うことができ、1年後にはバックエンドのタスクにも挑戦を始めました。
当社には業務委託で参画いただいているエンジニアもいるのですが、やがてその方々のマネジメントにも携わるようになり、組織開発やマネジメントにも興味を持つようになりました。
そのような中、しばらくして当時の上長から「マネージャーをやらないか」と声をかけてもらい、マネージャーの道を進むことを決めました。
現在は、11名のチームを率いながら、開発業務と組織運営を両立しています。
ーー現在の業務を詳しく教えてください。
川野邉:現在の業務は、開発とマネジメントがほぼ半々です。
開発業務では、主にRuby on RailsとReactを使ってシミュレーションサイトの開発を担当しています。フロントエンド、バックエンドの両方を手掛けつつ、マネージャーになってからも障害発生時にアプリ・インフラどちらで障害が発生しているかを調査する必要があり、インフラ面の知見も徐々に深めています。
マネジメント業務では、社員6名と業務委託5名の計11名のチームを統括しています。メンバーそれぞれと1on1を行い、希望や得意分野を把握しながら最適なプロジェクトにアサインすることを心掛けています。特に1人で複数のプロジェクトを兼務する場合もあるため、リソース管理には気を配っており、各メンバーの工数を可視化し、負担が偏らないよう調整しています。
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試行錯誤の1年を経て組織開発の面白さに気づけた
ーー初めてのマネジメント業務だと思いますがどのように進めてこられましたか?
川野邉:基本的には他ユニットのマネージャーに相談させてもらい、試行錯誤しながら取り組んでいます。
他にもインプットの面では、「カイゼン・ジャーニー」という本が大きな参考になりました。この本は現場での課題解決プロセスが具体的に描かれており、チームの改善に直結するヒントを多く得られました。
また、オンライン開催のエンジニアリングマネージャー向け勉強会や技術ブログなどからもマネジメントやチーム運営のノウハウを学び、それを現場で実践しています。
ーー具体的な取り組みを教えてください。
川野邉:例えば週次のプランニングミーティングを導入して課題を可視化し、リソースの調整やタスクの優先順位付けをスムーズに行えるようにしました。
実際にとあるプロジェクトに関して、プランニングミーティングで行き詰まってしまったと課題が上がってきたことがあり、チーム全員で代替案を検討しました。その結果、スケジュール内で無事リリースすることができ、課題を早期に共有できる仕組みの重要性を改めて実感しました。
最近のチャレンジはワーキングアグリーメント(チーム内ルールの明文化)の導入です。暗黙のルールによる誤解やトラブル発生を防ぐために、四半期ごとにルールを見直し、定着したものは削除し、新たな課題に対応するためのルールを追加する仕組みです。
まだ始めたばかりですが、スムーズにコミュニケーションを取れる体制を目指して継続的に取り組んでいきます。
ーー現在の仕事で特にやりがいを感じるのはどんな時ですか?
川野邉:組織を育てる視点での仕事が、自分にとって新しい楽しさとなっています。
システム開発では、コード改修することで性能や機能が拡張されて「プロダクト価値」を上げていくことに視点を置いていました。
マネージャーになってからは、メンバーとの対話を通じて体制の見直しや開発業務の改善を行い「組織の成長・最適化」を実現していく視点が加わりました。
特にマーケティングユニットは案件数が多く、メンバーの負荷が高いこともあったのですが、得意分野などを考慮してアサインしたり、チームのスキルや生産性の向上に取り組み、安定したデリバリーを実現できるようになってきたことにやりがいを感じています。
また、ENECHANGEの事業が社会に貢献していることも大きなモチベーションです。大手の電力会社やガス会社と一緒に仕事できる時には、日本のインフラに関わる責任感と誇りを感じています。
しかし、現状に満足しているわけではありません。
サービス的な観点では、当社のミッションである「エネルギーの未来をつくる」に沿って、もっと社会全体にインパクトをもたらす仕事ができると思っています。
これからも「より社会に価値を与えられるプロダクト」を考え、開発していきたいです。
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マネジメントで組織全体の生産性向上を目指したい
ーー今後のキャリア目標について教えてください。
川野邉:プレイングマネージャーとして技術力、マネジメント力の両方を高めていきたいです。
まずは、効率的で生産性の高い組織を作ることが目標です。
技術面では強みであるフロントエンド開発のスキルを活かして、技術負債の解消やUI/UX改善などに取り組んでいきたいですね。
またマーケティングユニットのマネージャーとして培ったマネジメントや技術の知見をベースに、他のユニットにも積極的に関わって組織全体の生産性向上に取り組みたいです。
ーーマネジメントではどういうチームを作っていきたいですか?
川野邉:メンバーをフォローできる体制を強化し、スキルレベルの異なるエンジニアを広く受け入れ、その上で成長を促進し合えるチームを作っていきたいです。
また育成面ではバックエンドやフロントエンドに限定せず、アプリケーション全体を見渡せるエンジニアを育てることに力を入れたいです。
ーー最後に、マーケティングユニットにはどのような方に来てほしいと思いますか?
川野邉:課題を自分ごととして捉え、チーム全体を見渡して行動できる方にぜひ来ていただきたいです。
ENECHANGEは挑戦を後押しする環境が整っています。成長したいという意欲がある方にとって、最適な場所だと思います。
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