テクノロジー本部で活躍する女性の働き方 |Women Tech Members【PdM 尾崎さん】
本記事は「Women Tech Members Interview」というインタビュー形式の記事です。enechain の テクノロジー本部で働く、女性メンバーの活躍を紹介したいと思います。
第2回目は、プロダクトマネージャーを務める、尾崎さんに話を伺います。インタビュアーは、シニアエンジニアの田中友彩(たなか ゆい)が務めます。
プロフィール
Q.これまでの経歴と現在の役割を教えて頂けますか?
尾崎:ソフトウェアエンジニアとして約10年、スタートアップ企業を渡り歩いていました。領域としてはバックエンドからフロントエンドまで幅広く携わってきています。前職はクックパッドでクックパッドマートという生鮮ECの新規事業開発に携わっていました。現職では軸足をPdMに移しましたが、こちらでも社内では新規事業の毛色が強いGX事業に携わっています。
Q.enechain に入社した理由を教えて頂けますか?
尾崎:転職活動をしている時に「電力の取引所」という言葉にピンときて、自分なりに電力取引の実態や法制度について調べていくと、ソフトウェアで業界構造を変えられるポテンシャルがあるとわかり、そのインパクトの大きさに魅かれ入社しました。前職では、toCサービスの事業立ち上げに携わっていましたが、顧客の課題を発掘していくことに途方のなさを感じていたことや、社会人歴8年目になり一度キャリアを見直したいと考え、課題が明確な傾向にあるtoBサービスで価値を作り上げることに注力できる企業に絞って転職活動をしていた時でした。
Q.現在の仕事内容を教えて頂けますか?
尾崎:GX事業部(グリーントランスフォーメーション)の専属プロダクトマネージャーとして、JCEXという環境価値の取引を行うサービスの、プロダクトで解決できそうな事業課題の抽出とそれらを開発に落とし込む仕事を行っています。世界的にも脱炭素を進めていくことは絶対に必要なことで、日本でも2028年に炭素税、炭素の付加金なども徴収するようになるとは決まっています。GX事業自体は、比較的新しい市場で、まだまだ道筋がはっきりしていないところもあり、チーム全員で模索していますが、そのチームを牽引するような仕事をしています。
田中:プロダクトマネージャーとして今行っている動きはどういったものがありますか?
尾崎:プロダクトで解決できそうな部分を抽出して、開発に落とし込んでいくことと、コミュニケーションを円滑に進めることがメインの動きですが、他にも一般的なプロダクトマネージャーが行ってるようなフレームワークには当てはまらないような動きが多く、例えば、営業メンバーと同行して、JCEXを利用するユーザーが求めている今後の展望などをヒアリングしたりもしています。何が必要か?ここはどうしたらもっと伸びるのか?などを考え、プロダクトを成長させることを一番に考えながら、事業に必要なことは何でもやっていくという気持ちで動いています。
Q.前職ではエンジニアと伺っていますが、エンジニアを志した理由を教えて頂けますか?
尾崎:大学入学時は生命・化学系の研究職を目指していたのですが、サークルで他学科の友人と交流を深めるうちに、少ない設備投資でアウトプットが出せるIT分野に関心を持ちました。当時はLAMP環境が充実していた時代で、さくらのVPSなども出てきて手軽にサーバーを立てられるなど、敷居が下がっていたため、サークルの中でちょっと使えるような文章校正用のアップローダーみたいなものを作ってみたりしました。それが楽しかったので、その後エンジニアとしてインターンなども始め、エンジニアとしての道を歩み始めました。
Q.プロダクトマネージャーに転向しようと思った理由を教えて頂けますか?
尾崎:エンジニアとして成長していくなか、エンジニアというロールに従事しながらも、施策の起案・開発・計測まで一気通貫でやってみるなど、ソフトウェア開発以外の仕事が多くなっていきました。その中で、実装したものがどのように社会に還元されるのか、ということへの関心が強くなっていき、技術でワクワクすることはあるものの、頻度はあまり多くないと感じていました。こういうものを提供したらユーザーに対して価値提供できるんじゃないかってことを考えて一通り作って提供して、計測などの数字に現れたた時が一番楽しかったため、プロダクトマネージャーとして振り切ってみたら、もっと楽しいかと思いプロダクトマネージャーに転向しました。
Q.仕事をする上で、大切にしてる価値観などはありますか?
尾崎:自分が携わっているプロダクト・事業を好きであり続けることだと思ってます。プロダクトを成長させる過程を楽しむことも重要で、チームメンバーがお互いを尊重しあいながら好きな事業を育て、社会を良くしていくんだというチーム・環境を作ることを大切にしたいです。
Q.エンジニアからプロダクトマネージャーに職種変更したこともあり、現在チャレンジしている最中だと思いますが、今後さらに挑戦したいことなどはありますか?
尾崎:小さなチャレンジとしては、元々の自分の性格でもありますが、自分の良いと思ったものに突っ走りがちなところがあるのですが、プロダクトマネージャという職種の性質上、方向性を主導する役割があるため、チームメンバーともっと建設的な意見をかわしながら、うまくコミュニケーションとって進められるようにしていきたいというのが一つあります。
大きなチャレンジとしては、より仕事の役割を広げ、事業開発ビジネスをもっと推進できるように、プロダクトの成長が、会社自体の成長に繋がるような意思決定ができる立場になれるように頑張って行きたいです。
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