【沿鉄歩鉄歩い鉄】2022/9/25 西武新宿線 東村山駅~上石神井駅17.2㎞ 24520歩鉄道営業キロ13.2 km 迂回率1.30
(FBからの転載です)
9/25に午前中の練習の後に西武新宿線多摩地区の残りを歩きました。多摩地区なら武蔵関で練馬区なのですが、もう一駅歩いてなかったので上石神井まで歩きました。
前回がカーブの割に線路沿いに道があったのに対して、今回は西武線らしく、線路沿いの道は少なかったですね。ちょっと離れた所に沿った道があるのですが、それもすぐ終わってしまいます。一番それているところに10kmのキャプションが入って残念ですが、かなりのこぎり状なのが見て取れます。特に北多摩特有の東西方向の道の少なさと相まって、なかなか歩き進まないルートになりました。
青が沿鉄ルールで実施したところ、緑が以前歩いたところです。以前のところはそれほど沿うことにはこだわってません。 青梅線、八高線、小田急線あたりの大物はこれからですね。’(2024年加筆、マップの更新は結構手間がかかり、必ずしも実施てきていません。)
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東村山駅は今高架化の真っ最中。しむらけんさんにご挨拶してスタート
が、祝日でしたのでそれなりの値段で値段に見合ったおいしさでした。再訪はないかな。実際再訪してません。
東村山を出ると、このあたりはこちらの地元オケの練習で運搬に慣れ親しんだ道を行きます。ここまで南に進んて来たルートを少しじつ東に変えていきます。ぴったり沿った道はないのですが、それほどジグザグせず久米川へ
左のとんかつ屋さんはさっきの店とは別です。(2024年加筆、このとんかつ屋さんは健在ですが、タイミングが悪く未だに訪問できていません)
久米川駅は相対式ホーム、駅舎がきれいで、ホームが近くて使いやすい。踏切が駅舎のすぐ近くなので、踏切が開いている時間であれば、バリアフリーでホームに上がれます。この便利さと高架地下の便利さは両立しないのはわかるのですが、鉄な人にももう少しわかって欲しいのです。南武線は踏切を編成延長を先延ばしする言い訳に使われている感じも無きにしも非ずなので、高架や地下も大切な手段ですが、ホームが遠くなることをもう少し考慮してほしいです。
でも、久米川自体にそんなにバス路線はありません。珍しい鉄道歩道橋もここにあります。
歩道橋はあっても、地下への道はなし。そうなんです、久米川を出るとすぐに武蔵野線を超えるのです。が、道路を全く無視しているのでどこかはわかるものはなし、久米川駅東端に改札があれば秋津位の距離で乗換駅にできなくもない距離なのでもう一駅欲しかったです。そんな想像をして、珍しく沿道系を進んでいくと、小さなガードを右手に路地に突入します。
ここは線路沿いといいたいところですが、一区画沿道で、小平霊園の中を通るので最も線路よりのお墓の前を歩いて行きます。以前日没後にここ歩いたときはさすがにちょっとゾワゾワしながら歩いたものです。ちょうどお彼岸だったのでお墓参りの方多かったですね。このルートが久米川ー小平の近道なんですが、日没に歩くとさすがにちょいと薄気味悪いのです。
正門にでると広い踏切に狭い道をとおり小平駅へ着きます。
で、その狭い道の名前は東京街道!なかなかの名前。
小平駅はメインの施設の霊園がある北口が西武の駅らしい極端に狭小な構成。南口は大國魂神社まで伸びる道路にルネ小平というホールを駅前に設置され、きれいに整備が進んでいます。
と書いておきながら、駅の南東方向はレトロな飲食街なんです。
グリーンロードというのは、多摩湖畔道路の小平市内のローカル名です。
小平市は南北に短く東西に長い市で、多摩湖畔道路、野火止用水、玉川上水という大きな用水路に囲まれていて、その用水沿いの三角形の道路をグリーンロードとローカルに名付けています。毎年、そこを歩く企画があって、一周20kmでちょうどよいルートです。ボランティアの協力も沢山あって、毎年感謝してます。
小平は玉川上水を分水した水路が多く、逆に玉川上水ができるまではカラカラで人が住めるとこでもなかったそうです。しかも、こうして開渠が多く残っていて、水路巡りも立派な観光として楽しめます。いいところ。
小平駅から次の花小金井までは多摩湖畔道路という水道路の上の歩行者専用道があります。ただ歩くなら湖畔道路はとても良い散歩道です。普段も散歩によく使います。かつては、歩道が、ウォーキングには適さない、石畳だったりしたのですが、ここ10年で改良されました。風情があるのはいいのですが、実際には歩きにくくて歩行者がこの自転車道を歩くようになり、色々問題が生じたようです。
単なるウォーキングならここを歩けばいいのですが、沿鉄はそうは行きません。
これが線路からは一区画離れているので、その間に路地があったりして、沿鉄としては路地に入って線路に近づいては離れの繰り返しになります。コの字迂回を何回か繰り返します。迂回率は爆上がりです。
江戸東京たてもの園の近くですが、ここも古民家の保存公園で楽しいです。武蔵野うどんも食べられます。
小刻みにジグザグしながら花小金井へ
小金井と名乗っていますが、小平市内です。小金井公園は一部が小平市にあります。そこは、小金井市の境一周という企画を地元のタウン誌に先駆けて実施したことがあります。その時に公園内の市境を調査しました。そのブログもいつか移設したいです。
線路を渡る歩道橋がなのですが、渡った先は学校の敷地内なのだそうです。ある意味究極のプライベートブリッジ、
駅名に小金井を冠するも小平市の花小金井、バス便も多く田無と小平に挟まれつつもにぎやかな駅です。ここから田無までは、さらにジグザグ歩きます。一旦進んでも隣の区画で線路に沿うために逆方向に戻るような地区もあって、かなりてこずりながら進みます。団地の庭というか公開空地というかそんなところもお邪魔しました。
鉄分の多い人はこの棟に住みたいでしょうね。実際には線路沿いはやかましいですが。沿鉄的には典型的なコの字迂回なので、この風景は楽しいですが、前後は直交して線路から離れます。
しかも、ようやく線路沿いの道を発見してやれやれと思ったら、何があったのか、バリケードが立てられ通行不可の場所があり、がっつり迂回のはめに。
当事者もいらっしゃるかもしれないので、通り抜けできなかったというファクトの記録だけしておきます。潜り抜けもやめておきました。
なんて書くと当事者に怒られますよね。ジグザグしているなかで、こうやって路地をあけてくれているとワクワクします。ほんと、花小金井から田無は線路は一直線なんですが、沿鉄的にはかなり試練の区間ですね。
田無駅は橋上駅舎です。北口が西友もあり開けていますが、南口は狭隘です。
田無を出ると柳沢までは電車の近くを歩けます。側道というレベルではないですが、家一軒位の離れ具合です。一区画沿道です。
電車から見えます。こういう遊水地や地下遊水地の整備で新宿線沿線で浸水の被害は随分少なくなりました。今や石神井川が氾濫するなんて思う人はいないかも知れませんね。
これまでのコの字迂回の連続からするとありがたい沿道ですが、なんだかエラクマニアックな沿道です。私道か市道か興味あります。
さて、西武が付かない柳沢駅は何処?長野電鉄にあるそうです。いくら堤一族が長野を目指したとはいえ、長野電鉄は東急派、西武つけなくても良かったのではと思って今います。ここも相対式橋上駅舎です。南口は整備されていますが、北口は狭隘です。
柳沢を出るとバス通りの踏切があります。
路線バスが曲がったり、踏切を超えるので誘導員がいます。駆け出しの頃、ここを通るバスで通勤していたので懐かしい風景です。
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柳沢と東伏見は駅の規模に比べて立派な広場があって広々としています。柳沢を出るとすぐ東伏見公園という公園へ。
遠くに見えるのはNTT武蔵野R&Dセンタです。
ここは、千駄山住宅という古い低層の団地があったのですが、東伏見稲荷神社の境内裏ということで、妙にシュールというか時間が止まったような地域でした。そこを武蔵境通りがトンネルにくぐるにあたり、一帯を公園として整備。電車がよく見えるきれいな公園となりました。
公園を過ぎると駅まで北参道。
ここはかつて武蔵野から東伏見まであった軽便鉄道の廃線跡として知られる小さなガードがあります。
高さ制限2.1m をくぐるなんてどんたけ小さいんだと思いつつ、残ってたら楽しかったのにと思いますよね。さっきのNTTの施設の前にあった中島航空機の工場と東伏見を結んでいたそうです。
そこをすぎると東伏見駅。
私は早稲田関係者ではないですか、勤務先が近い時代がありまして、私もよく行きました。ここの焼酎は何故か焼酎なのに翌日に残りました。いろんな思い出があります。とりかねと読むそうです。
東伏見駅は2面4線の橋上駅舎。早稲田のグラウンドがあり、堤一族としては思い入れのある地域だったのか北口も南口も立派な駅です。アイススケートリンクもここにあります。
スケートリンクの脇を線路沿いに歩いて行く、武蔵関公園の中を抜けます。武蔵関公園は、石神井、井頭、富士見、善福寺、井の頭と湧き水の多い稜線に沿って整備された都市公園の一つです。公園名では武蔵関公園ですが、池は富士見池です。
他の湧き水公園(井頭、石神井、善福寺、井の頭)に比べて地味ですが、その分静かでいいところです。南に池から突き出す大きな枯れ枝があり、そこに止まる野鳥を狙うカメラマンがいっぱいいます。関町には10年弱住んでたので懐かしいです。
池を抜けると石神井川にそって桜並木が続き武蔵関駅へ
良い喫茶店やとんかつやいろいろ。突き当りの小児科は子供がお世話になりました。商店街からそれますが、アキダイというスーパーは野菜が高騰するとかならずTV取材が入る有名店です。根三つ葉が安定して入る貴重なお店です。
橋上駅舎の相対式ホームです。相対式ホームで橋上駅舎って、すごく勿体ない気がします。しかも武蔵関駅の駅舎は少し高いのか階段の段数が多いのでしんどいですね。ここにはイトーヨーカドーでもないヨークマートでもない、ヨーカ堂というスーパーがありました。
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今回距離の割にこのあたりでかなりくたびれてきました。が、ラスト一駅は簡単に進めませんでした。ここも2、3軒挟んで道がありまして、線路の南側を家の合間から電車を見ながら歩きます。すると途中で期待した場所に踏切がなく、大きく南に迂回することがわかり、一旦少し引き返して北側のルートに変更。苦労したのですがこれが正解。沿鉄史上、こんなに電車が近い区間はないってところを歩きます。しかも、蜂が飛んでてなかなか進めません。電車の風で蜂が飛ばされた瞬間に進みます。
そこで、ようやく今回のハイライト
アニメ「四月は君の嘘」最終回のラストシーンの聖地の踏切に出ます。
かをりちゃんがありがとうと言った場所で椿ちゃんが告白するシーンで終るのですが、この告白がほんと好きなシーンで、かをりちゃんと死が哀しみに落ちそうなところを椿ちゃんが生に引き戻す、この瞬間にさらに号泣と言う感じです。
かをりちゃんのサヨナラもなけますが、椿ちゃんの一途さにさらに泣けて救われます。 あの花も西武沿線のアニメとてよくでますが、秩父終点なんで端っこです。このシーンだけでなく、西武線がいっぱい出てきます。是非観てみて、名作です。が、あの花に比べて、再放送も少なく、忘れられてしまうの残念です。あの花も4月も死と相対して、続編が作れないのは同じですが、秩父市と練馬区の姿勢の差でしょうか。勿体ないです
ここを訪問できたので、一気に疲れは飛び上石神井駅にゴールしてました。
上石神井も2面3線の橋上駅舎。
やはり、営業キロに比べて時間かかってますね。迂回が多いと地図を調べるために立ち止まるので益々かかってしまいます。
西武新宿線の小平市は典型的な北多摩の道の作りで、北北東に向かって短冊形の道が連なり、東西の道は極端に少なく、道沿いは玉川上水によって開拓された畑地。風よけを兼ねて屋敷森を持つ家屋が北端に立つという風景。道路割は残っているので、線路はまっすぐでもコの字連発の迂回多い工程でした。