悪口
『暗愚なる覇者−小説・巨大生保(高杉良)』を読んでみた。元々は『腐蝕生保』って題名だったのを改題した単行本。
日本生命がモデルの小説だそうだが、暗愚とか腐蝕とかおどろおどろしいし、イメージ悪いな。
ノンフィクションだけど、モデルになった人が誰かっていうのはネットで調べればすぐわかるようになっている。
作品の中でこれでもかというくらいこき下ろされている鈴木社長ってのも、実在の人物がモデル。本人はこの本を読んでるんだろうか。読んだら卒倒しそうなくらい悪口が書かれてるけど。
この著者の本は、主人公が頑張って会社を良くするってパターンが多いけど、今回の主人公はグチグチ人の悪口をを言いまくって最後は会社を辞めてしまう。
人の悪口や批判をする労力を、別の所にかければもっといい結果になったんはじゃないかと思ってしまった。
何となく後味の悪い小説でした。
この主人公は浮気するけど、周りにはバレずに済んでるラッキーな人。世界の渡部、残念。
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