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生きることはつらいことなのか。

生きることはつらいことなのか?

そう聞かれたら、いまのぼくならば、間違いなく、

「つらい」

そう答えるだろう。

自分のことなのに、まるで他人のことであるかのような答えには、自分自身でも怒りを通りこしてもはや辟易している。

と言っても、いや、そうじゃないんだ。

他人のことのように話さなければ、いまのぼくには受けとめられないのかもしれない。それとも、次から次へと脳裏に浮かぶ不安とか恐怖にも似たようなこの感情について、ぼく自身もどれが本当の感情なのか、把握できないでいる。

だから、まるで他人のことのように話してしまうことを許してほしい・・・誰に許しを請うているのかさえ、よくわからない。

頭も心も、混乱状態だ。

あなたにとっては1ミリの特にもならない自問自答は、ぼく自身もそうしたくてしているわけではなくて、どこからともなく勝手にわいてくるチリやゴミみたいなものだろうか。

この思考について、行き着くところまでいってしまうと、自分という存在が消えてなくなってしまえば、楽になれるのにね・・・と、極端な解答にたどりついてしまう。

みずからの命を絶ってしまう人の気持ち、わからないこともないのだから、ある程度、人の心のありようには理解や共感ができるつもりでいる。

こんなことを考えるたびに、いやはや、人間とは恐ろしい生き物、贅沢な生き物だと、毎度毎度、感じている。

たまにはこれくらいの贅沢、許してくれるだろう。

さて、もう一度、自分自身に聞いてみたい。

生きることはつらいことなのか?

つらいことだけど、みずから死を選ぶ勇気はないし、誰かを傷つけることもできない。

だから、つらい理由やつらさの目的なんかを考え始めてしまうのもまた人間なのだから、つくづく人間とは不思議な生き物だと思うのだ。

☑人間には生まれてきた意味が必ずある
☑乗り越えられない壁はない
☑あきらめたらそこで試合終了だ

などと、どこかで聞き覚えのあるなぞのメッセージたちが脳裏をよぎる。

どうでもいいことを書きつらねてきたが、今まさにこの瞬間のぼくが、今ここで言えることは、

「生きることはつらい」

やはり、ただ、それだけだ。

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