ブラック・スワンと歴史のジャンプ

将来を見通すことが難しい、不安定な時代になっています。

そしてタイトルのブラック・スワンですが、今から10年ほど前、この本が流行りました。

ブラック・スワン―不確実性とリスクの本質

どんな事が書かれているかと言うと、

P3.人間が経験や観察から学べることはとても限られていること、それに、人間の知識はとてももろいことを描き出している。何千年にもわたって何百万羽も白い白鳥を観察して確認してきた当たり前の話が、たった一つの観察結果で完全に覆されてしまった。そんなことを起こすのに必要なのは、黒い鳥がたった一羽、それだけだ。

こんな事が書かれています。

要は、思いもよらないことは、いとも簡単に起きる、という内容です。

世界が大激動している今だからこそ、読んでみました。

なんですけどね、この本、難しくて難しくて・・・上下巻あるんですが、結局上巻の真ん中あたりで挫折しました笑

とはいえ、それでも学びがあったわけで取り上げています。

この本で、特に僕が面白いと思ったのは、ここ。

P42.歴史や社会は流れてはいかない。ジャンプする。断層から断層へと移り、その間に小さな揺らぎがある、そんな動きをする。

平時にこれを読んでも「へー、、、そういうもん?」程度の反応かもしれません。

が、今読むと、ここ、かなり共感できませんか?

東京都を中心とした都市圏に緊急事態宣言が出されて、二十日近く経ちました。

自粛期間が長くなり、あらゆることをオンラインで!という風潮が強まっています。(オンライン帰省って、ただのテレビ電話ですよね笑)

ビフォーコロナ(コロナ前)とアフターコロナ(コロナ後)で、人々の考え方も行動パターンも、大きく変わることは容易に予想できます。オンライ面接、オンライン診療なども見聞きするようになり「なんでオンラインで済むことなのに、出向かなきゃいけないんですか?」という考えの人が増えるでしょう。

そういった考え方の変化、行動の変化はまさにこのブラック・スワンの中で言及されているように、「歴史は流れの中で変化していくのではなく、ジャンプする」ことを表しています。

自分が思っている当たり前はいとも簡単に崩れさる。このことも忘れてはいけないことでしょう。

そして何より、こういった変化は思っているよりも高頻度で起こります。

2008年・・・リーマンショック
2011年・・・東日本大震災
2016年・・・英国EU離脱、トランプ大統領当選
2020年・・・コロナショック

ここからわかるのは、「未来を見通すことが出来る!」などというのは、傲慢な姿勢だということ。

予想もしないこと(ブラック・スワン)、は必ず起こります。

その予想もしないことが起こっても、生きているような、人生設計を考える。

これが大事なことであり、今日の結論です。

ブラック・スワン―不確実性とリスクの本質は、AmazonのCEO、ジェフ・ベゾスが推薦している本です(ということを読んでチャンレジしましたが、読みきれず汗)

次回予告

明日のnoteは【200歳まで生きる】です。(予定)
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