チームで目標達成するには「視覚」「聴覚」「仕組み」が必要です
こんにちは、内視鏡技師エンドーです
私は、年間の内視鏡件数が1万件以上の内視鏡室で、看護師・内視鏡技師として勤務していて、リーダー的な役割もしています
今日は、「チームの目標達成のためには、目標を達成した時に得られるメリット、そのための具体的な行動を、浸透させる必要があるよ」っていうお話です
うれしいことに当院でも、臨床工学技士が内視鏡室で活躍してくれるようになりました!
今まで、私が機材のトラブル対応をしていたのですが、なんせ看護師なので、難しいことが多くて、外部業者頼りのところも多かったんです
臨床工学技士が入ってくれることで、私もスタッフも看護業務に専念できます!
今より、患者さんにとって安心して内視鏡検査を受けてもらえる環境を整えることもできます!
臨床工学技士にしかない視点で医療機器や管理システムを見てくれます
でも、スタッフからすれば、「トラブルだったらエンドーや私たちでも対応できてたよ」「臨床工学技士が来ることで得られるメリットはなに?」と思うようです
臨床工学技士や内視鏡スタッフの混乱を招かずに、スムーズに業務の分担ができるようにしたいと思いました
目標達成のための行動を浸透させるには「視覚で伝える」「聴覚で伝える」「仕組みを作る」ことが大切です
視覚で伝える
目標と、達成したら得られるメリット、業務変更した事柄を書いて、スタッフの目に入る壁に貼り付けました
これで、業務として新しくすること、しなくてよくなったことが共有できました
すぐに目につくところに掲示することで、確認したい時にできるようになります
聴覚で伝える
当院では、毎朝、スタッフが集まって朝礼を行なっています
そこで、具体的な業務変更をスタッフに何度も説明しました
朝礼で言っても、「え?そうだっけ?」「そんなこと聞いてない」って言われるのは、あるあるなので、何度でも説明です
仕組みを作る
臨床工学技士がいる環境を「当たり前」のルーチン行動に落とし込みます
業務変更を壁に貼り出して、すぐに確認できるようにする
変更したことで不自由になることは、すぐに改善する
そもそも、変更業務を行いやすい環境を整える
スタッフに何度も説明する
スタッフの疑問にはすぐに答える
臨床工学技士がいることのメリットを伝える
浸透するまでひたすら、これの繰り返しです
「めんどくさい」より「メリットが上回る」ことが予測できるようになると、臨床工学技士の受け入れが良くなりました
朝礼で簡単に説明したから、「みんな、分かっているだろう」では、ほぼ伝わっていないです
これが長期で大きな目標になってくると、なおさらです
せっかくの目標が、経過するにつれて薄れてきてしまいます
目標達成に向けての行動をチームに浸透させるためには「視覚で伝える」「聴覚で伝える」「仕組みを作る」を意識した説明が必要です
この中で特に大切なのは「仕組みを作る」ことです
ルーチン化まで、できてしまえば、成功ですよね!
この記事が、明日からの、皆さんの仕事の参考になれば、嬉しいです