キャパオーバーと深呼吸

私はよくいっぱいいっぱいになってしまう。
仕事でもプライベートでも。

あれ、これ、それと次々へとやるべきことが飛び込んでくると、ひとつひとつは大した仕事でなくとも、あっという間に血の気が引いて、呼吸が浅くなる。脳がピタッと止まったような感覚に陥る。

何から手をつければいいのかわからないと内心パニックになるが、人の顔が気になって、必死に表面を取り繕おうと余計なエネルギーを使ってしまう。

ただ、仕事である大きな失敗をしてから色々考える期間があってから、少し変わった。

劇的な特効薬ではないが、ふと頭がいっぱいいっぱいになって泣きそうになった時は、肺がはち切れるくらい大きく息を吸い込むことにしている。そこまで息を吸い込むのは結構大変だ。意識して体の筋肉に命じなければ、肺の限界まで息を吸い込めない。

そうやって何回か息を吸って、吐いて、を繰り返していると、目の前の山積みの仕事から一歩離れられたような気になる。すると、じゃあまずは何から手をつけようかだとか、この仕事は後回しでも案外大丈夫そうだなとか思う余裕が生まれる。

今この瞬間全部の仕事をやらなきゃいけないわけじゃない。深呼吸は頭で分かっていても心や体が飲み込めないで怖がっている時にこそ真っ先にすべき仕事かもしれない。

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