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企業の理念づくりに第三者として関わる本当の価値とは | エンカレッジ株式会社

こんにちは、エンカレッジ代表の古谷です。
前回のnoteでは、私個人のこれまでと、会社の成り立ちを話しました。

今回は、より会社の事業にフォーカスしたnoteです。

エンカレッジとは、「元気づける」「勇気づける」「励ます」という意味の言葉。ブランディング事業とアウトドア事業の両軸を通して、人と企業をエンカレッジできる会社を目指しています。

主幹事業のブランディング事業では、対象者への細かなヒアリングを通して理念やビジョンを言語化し、そこから長い時間をかけながら組織への浸透を目指します。

世の中で見かける「経営理念」に関する本を読むと、「経営理念は経営者が考えるべきだ」というお話を見かけます。

もちろん、その意見には概ね賛成です。
事業を興し、仲間を集め、顧客や社会に価値を提供してきた全ての過程を知っているのは経営者だけ。

そんな、経営者にしか生み出せない言葉もあるはずだと、私も思います。

しかし、言語化と同じく、もしくはそれ以上に大切だと考えるのが「理念の浸透」です。

経営者が、いかに素晴らしい経営理念を言葉にしても、それが浸透しなければ力をもたない。その言語化と、組織への浸透を支援するのが、私たちエンカレッジです。

全ては「言葉」からはじまる

理念の言語化において、最も大事にしているのが主観と客観のバランスです。経営者の考えだけを反映した主観的な意見ではなく、社員や顧客などのステークホルダーの客観的な視点も反映させていく。

たとえ、業界や業種が同じであっても、組織のカルチャーや考え方など全てが同じ会社はありません。その会社に関わる人が変われば、必ず違いは出てきます。

私たちは、その違いを企業の“らしさ”として導き出すために、何度も対話を重ねて、会社の本質的な価値を具体的に見える化していきます。

しかし、全てを私が主導で進めるわけではありません。経営トップの意思を基に、社員の方々を巻き込んだプロジェクトを立ち上げ、いずれその会社を背負っていく経営幹部候補や次世代リーダーの方々を巻き込みながら進めていきます。

その目的は、社員の経営に対する主体性の向上です。これからの会社の根幹となる「言葉」を作る過程で、プロジェクトメンバーは、より深く会社について理解し、自らの仕事の意義や役割を実感することができます。

会社の成り立ちや、これまでの社歴。どんな思いで会社が立ち上がり、どんな困難を乗り越えて今があるのか。これまで聞いていく、ぼんやりとしたイメージがより具体的になり、その中での自分自身の立ち位置が見えてきます。

その結果、より多くの方が会社そのものを自分ごと化し、経営に対する視座がぐんと上がり、社内に向けてポジティブな発信や行動を起こしてくれるようになります。

よく、私たちの仕事の価値はビジョンや理念の「言語化」と思われがちですが、それ以上に価値を感じていただいているのが、「社員のロイヤリティや主体性の向上」です。

言語化して、浸透したと言えるまでは多くの時間を要しますが、最初の「言語化」の段階から、多くの経営者と、協力してくださる社員の皆様に変化を実感していただいております。

では、プロジェクトにおける私の役割は何か?それは主に、プロジェクトの設計とファシリテーションです。目指すべきゴールとミーティング内容を定め、ミーティングを通じて1人1人の参加者の本音を引き出し、それぞれの立場を理解した上で、フラットに意見をまとめていく。

しかし、この工程も途中から参加メンバーに任せていき、最終的にはメンバー主導で進められるように変化させていきます。

そして、そこでまとまった意見を元にコピーライターとディスカッションをして、さらに具体的、かつ伝わり易い表現に変えていきます。

何よりも重要な「理念の浸透」

次に、理念の浸透です。

言語化したことで満足してしまいがちですが、大切なのは浸透。
ここからが、長い時間を必要とし、そして、重要度も高い工程です。

導き出した経営理念を、社内に掲示すると自然と浸透するわけではありません。

例えば、「誠実」という言葉が理念に入っていたとして、その「誠実」の定義を適切に伝え、理解されなければ、浸透にはつながりません。

理念が浸透している会社は、必ずこの定義のすり合わせを丁寧に行っています。そして、浸透に向けて、異常なまでの熱量で施策を実行している

その施策を実行する上で大事なのが、浸透を促進する社員の存在です。言語化や浸透のプロセスに関わり、会社に対するロイヤリティの高い社員を育成することで、浸透のスピードも確率もグンと上がります。

理念やビジョンの策定を支援するコンサルティング会社はたくさんありますが、社員の育成や浸透のためのしくみ作り、浸透活動までを一気通貫でサポートできる会社は多くありません。

会社の根幹となる言葉を作ることは、5年後、10年後の会社を大きく変えるほどの影響力があります。場当たり的な評価制度の見直しや、採用手法を変えたりするだけでは、持続的な変化を促すことはできません。

もし、根幹となる言葉が、今の組織には合っていなかった場合、どんなに変化をさせたとしても、少しずつズレが生じてしまう。だからこそ、私たちは、言語化から浸透のプロセスまでを長きにわたって伴走することで、会社の変革をサポートしています。

理念の浸透は、一朝一夕では達成されず、地道な積み重ねを日々続けることが大切です。社長だけではなく、より多くの社員を巻き込み、協力しながら、共に同じ理想の組織を作っていくことで、中長期的に大きな変化が生まれていきます。早ければ1年後、2年後から、離職率や採用効率、従業員の働き甲斐やロイヤリティなど目に見える変化が出てきます。

一連のプロセスを、プロジェクトメンバーや従業員主体の活動としてプロデュースできることに、エンカレッジの価値があると思います。社長が直接プロジェクトを主導したり、社内のメンバーに任せるだけでは生まれない「主体性」や「成長」、コピーライターを交えた質の高い表現での「言語化」、そして「浸透」のためのノウハウやしくみ作りまで一貫して提供できることに、第三者として関わる価値をご評価いただいています。

エンカレッジのコンセプト

「理念」や「ビジョン」の重要性について語られるのは、今の時代に始まったことではありません。

これまでの私のキャリアの中でも、幾度となく経営理念の言語化と浸透に悩んでいる経営者に会ってきました。そして、経営者となった私も、その悩みを抱えているうちの1人です。

ただ、ここまで「理念」や「ビジョン」について世の中が注目しているのは初めてかもしれません。その背景にあるのは、人々の働くモチベーションの変化だと考えます。

2020年代に入り、これまで想像もできなかったようなことが世界中で起きています。世界的なパンデミックが起こり、世界情勢も不安定になり、それに連動する世界経済も、予想するのが非常に難しい。

そんな先行きが不透明な時代に、お金という変動性の高いものに重きを置くのではなく、普遍的な「何のために働くのか?」という「やりがい」を重視する人たちが増えています

人々の価値観が変化するのであれば、会社としても大きく変化を求められるのは必然です。

これまで通りの価値観を踏襲した経営理念を貫くことも大切ですが、これからの時代を見据えた新しい経営理念や、ミッション、ビジョン、バリュー等の設定をすることで、時代の変化に対応できる組織に生まれ変わることができるかもしれません。

企業理念とは、その会社の存在意義そのものです。「何のために存在し、どんな世界を作るのか」。これからの時代も、選ばれ続ける会社になるためには、時代に即した企業理念を打ち出すことが必須。

そして、多くの共感を得ることができれば、人は集まり続け、企業活動を継続でき、会社としても存続し続けられる。中長期で成長している会社には、必ず素晴らしい企業理念があり、地道な浸透活動を継続してやられています。

そんな、どんな時代も企業を支え続ける強度のある言葉を生み出し、浸透させていく。私たちエンカレッジの使命はそこにあります。

エンカレッジのコンセプトは、「人を、社会を、エンカレッジしたい。」です。

失われた30年といわれる、閉塞感の漂う時代を打破するような企業をたくさん生み出し、日本から世界へその思いを波及させていく。

これからも企業理念の言語化と、浸透に誠心誠意向き合って参ります。

事業承継や会社の合併で、価値観の統一や浸透に課題をお持ちの方や、時代に合った理念を再構築したい方など、まずは気軽にお問い合わせください。

ご興味のある方は、ぜひ一度お話ししましょう!

◎Conatact
https://encourage-inc.jp/contact/

最後まで読んでいただきありがとうございました。


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