令和版 指導案を書くときは
指導案を書くのはとてもわくわくします。指導案というものは、どのように指導をするかという案をを、指導者が考えてアウトプットしたものですね。「個別最適な学び」は教師にもあてはまると考えているので、アウトプットは自分に合った方法を選ぶのがいいと思っています。(教師・子ども=教室・職員室は入れ子構造)すでに、指導案の型通りに書くのが、つまらないし、伝わりづらいと思っています。自分が考えていることを、自分が表現しやすい表現方法で書けばいいと思うようになりました。1月の終わりに研究授業をやらせてもらえることになったので、指導案を書き始めました。今の私は、こんなふうに指導案を書きたいなと思い、提案された型をベースに自分なりに書くことにしました。
1.提案性のある指導案に
「自分なりの指導案に仕上げる」
これって、教師ならばやってほしいことだと思います。子どもたちに、「自分なりの表現をするんですよー!」と言っているのだからまずは自分からしていかないといけないと思います。最近の私のこだわりはいくつかあります。次の項目以降に書いていきます。
2.Wordではなく、Googleドキュメントで書く
共有のしやすさ、いつでもどこでも書ける、この2点で、私はGoogleドキュメントを選びます。コメントも付けやすいしリンクも貼れる。印刷もいらないし、タブレット見ればいい。なんなら、授業の5分前にも修正できる。
3.共有するタイミング
早めに共有します。直前に書き込んだり、修正したりするときも、ドキュメントをデータで共有していればいつでもできます。授業前に、質問を受け付けることもできます。これは、指導者のためにもなります。質問をしてもらえると、思考が洗練されます。授業前から協議をスタートできます。
4.だらだら書かず箇条書き
クラス全体の傾向などを書く児童観は箇条書きの方がいいと思います。
5.児童観は人数分
「個別最適な学び」はこれからの授業に欠かせません。そうなると、児童観は人数分必要です。私の場合、一人一人の見立てを、項目別に書いておきます。それぞれの児童に対する担任の関わり方も書きます。これは自分の思考をはっきりさせるためでもあります。
6.参観者にも課題を出す
「参観される先生方にお願いしたいこと」として、以下の2点をお願いします。
「問題を出し合う場面」では、児童一人を決めて、はり付いてください。なるべく被らないようにしてください。
「問題作りの時間」の成果と課題を、児童の言動をもとに話し合ってもらいたいので、子どもの言動(それ以外も)をとにかくメモしてください。
一斉授業の研究授業は見慣れている先生方が多いと思うので、一斉じゃない授業で、「どう見てほしいか」を指定します。
7.単元計画に力を入れる
「本時だけに力を入れる」
研究授業はそうなりがちですが、そうではなく、単元全ての時間見に来てくださいとするのが、理想だと思います。子どもの学びは、本時だけで成り立っているわけではありません。イベント的な本時ではなく、単元全体の中で、たまたまその1時間を見てもらうということを参観者に対してもその価値観を発信します。単元全体でどう子どもたちが学ぶかをデザインすることに力を入れます。
8.せっかくなら大作にする
研究授業は1年に1回は絶対にやりたいと思っています。授業は、教師の一番の腕の見せ所ですよね。一番力を入れるところですし、魂の一本!にします。
以上、わくわくしながら指導案を書いているエンチャントでした。