ルーブリックの可能性
興味があってルーブックについて調べています。ルーブリックには様々な種類があることが分かってきました。(専門家ではないので、正しいかどうかは分かりません!)
まずはどう使うか。
教師が評定をつけるためのルーブリック
子どもとともに使う学習ツールとしてのルーブリック
1は、子どもに見せずに教師が成績をつけるために使うもの。2は、子どもと一緒に学習ツールとして使う。自分の現在地が分かり、何を目標にすればいいかの手掛かりになる。これに関しては、2が良いと思います。評価がより直接的に子どもたちの成長につながると思います。
次に、誰が作るか。
A 教師(複数人)が作る
B 子どもが作る
C 教師と子どもで作る
D 教師が作ったものと、子どもで作ったものを合わせる
教える側のねらいと、学ぶ側の想いは違うことがあります。教師のねらいが強く出すぎると、子どもの活動を制限してしまうことになります。子どもだけで作るのは、なかなか難しいかもしれません。Cでは、一部の子どもの声で決まることが多いので、そこは気を付けなくてはいけません。
Dは、パラレルルーブリックと言われることもあるそうです。両方載せることで、教師のねらいも示すことができますし、子どもの願いも一部叶えることができるのかもしれません。
そして、ルーブリックを使う範囲です。
Ⅰ 単元ごと
Ⅱ 教科(包括的ルーブリック)
Ⅰでは、単元ごとのルーブリックなので、具体的でわかりやすいですが、一方で単元ぶつ切りになり、学びが繋がっていかないのかもしれません。
Ⅱは、どの単元でも使えるように作られているので便利ですが抽象的になる。
各教科で単元に関わらずに使えるルーブリックを学年会で考えることができれば、学年経営案よりも価値があるのではないかと思いました。
私がいいな!と思っているルーブリックは、子どもも使う学習ツールとしてのルーブリックです。子どもたちが使えるようにしたいので、子どもが分かるような表現で作ります。総括的評価の材料ではなくて、子どもと教師がツール(形成的評価)として使う!
以上、エンチャントでした。