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授業がうまい先生ってどんな先生?

 「授業がうまい」という言葉を職員室で聞いた。この「授業がうまい」という言葉の中には、色々な意味合いが含まれていて、それぞれの先生で捉えが大きくちがうものだろうと思う。私が所属している2つのプロジェクト両方で話題にもなっている、「本質看取」「哲学対話」が職場には必要なんだということを改めて思う。

 一斉一律の研究授業が主流だった中でいう「授業がうまい先生」と、これからの「授業がうまい先生」は大きく違う。「イベント的に行われる研究授業がうまい」のではなく、もっと本質的なところで「授業がうまい」先生を目指したい。

 書き出してみたら、私の偏見がすごい(笑)

・研究授業での立ち回りが上手い
・教師が立てたねらいに引っ張るのが上手い

のではなく(アップデート)

・子どもたちの頭が回転する場を設定するのが上手い
・子ども、同僚との対話をするのが上手い

ということなのかな。

表面的な「授業のうまさ」

  • 板書がうまい

  • 授業のテンポがよい

  • 子どもの声を聞くのがうまい

  • しゃべりがうまい

  • ファシリテーションスキルがある

  • わかりやすい指導案が書ける

  • 教え込みがうまい

  • 研究授業において、単元や本時の目標からずれない展開づくり

  • 研究授業において、子どものみとりができ、きちんと評価できている

  • 研究授業において、教材の準備が周到

もっと本質的な「授業のうまさ」

  • これからの学びを考えて、常に授業をアップデートしている

  • 自分の頭で考えて、授業を計画している(やらされていない、思考停止していない)

  • 子どもたちとの関係づくり、クラスづくりができている

  • 子どもたちがやりたいことを、やりたい方法で、やりたいだけやっている仕組みづくりがうまい(選んでいる)

  • 学び方を教えている(教師がいなくなっても、学べる)

  • 子どもたちのやる気を引き出している(向上心を育てている)

  • 子どもたち一人ひとりが自分ごととして学んでいる

  • 子どもたちにたくさん質問して、子どもの学びをサポートしている


 今回は「いい授業とは?」ということですが、同僚とは話し合うべきテーマがたくさんある。

学校の同僚みんなで話し合いたいテーマ

  • 授業が上手い先生ってどんな先生?

  • いい授業とは?

  • いい先生とは?

  • いいクラスとは?

  • いい職員室とは?

  • いい管理職とは?

  • いい学年主任とは?

 いい〇〇を話し合った先に出てくるキーワードについて、さらに対話を重ねることを続ける。これを校内研でやるだけで、本当に意味のある時間になるのに。


 以上、エンチャントでした。


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