見出し画像

赤白帽忘れたら体育は見学? #284

 こんな話題がありました。赤白帽を忘れたら、体育は見学させますか?昔は、問答無用で見学させたかもしれません。しかし、私は「見学させたくない」です。

1.忘れ物はだれのせい?

 これは、忘れ物はだれのせい?って話だと思います。低学年の忘れ物は、ほとんど保護者のせいではないでしょうか?成長には幅があるので、低学年の子の中には、まだ幼稚園児くらいの発達段階の子もいるのが当たり前です。私は今3年生を担任しています。3年生の中にも1年生くらいの発達段階くらいの子がいて当然です。(逆に5年生くらいの子もいる。)みんなが忘れ物をしないようにするには、大人のサポートが必要不可欠です。教師は、忘れ物をしないような取り組みをすべきですし、発達がゆっくりな子には個別のサポートが必要です。
・全体指導の話が聞けない
・メモをとれない
こういう子がいることは当たり前です。それを踏まえて、サポートしたいです。
 身のまわりのことがしっかりとできる子が忘れ物をしたらそれは自己責任の部分も一部あるかもしれません。それでも、たまに忘れるのはしょうがないでしょう!
 子どもが忘れ物をしたら、叱責するのは、私は嫌いです。「一緒に困る」「一緒にどうするか考える」のがよくないですか?

2.どうしたら忘れない?

 人は脳は、忘れるようにできています。忘却曲線を使って、子どもに説明します。じゃあどうしたら忘れないかを子どもたちに教える必要があります。メモをする。メモを見る。早めに準備をする。これでも忘れてしまう子がいます。忘れた子や忘れそうな子には、特別なラミネートされた大きなカードをランドセルに入れるという取り組みなどいろいろな方法があります。

3.失敗はだれにでもある。

 子どもたちに「忘れ物するなよー!」と言っている割に、私はよく職員室に忘れ物をします。大人も忘れ物するんです。しますよね。大人の忘れ物を棚にあげて、子どもを叱ったり、見学させたりするっておかしくないですか?私は、職員室に忘れ物をしたとき、正直に子どもに言います。なんでもできているように見える先生も忘れ物をするから、忘れないように何かしなきゃいけなんだ!って。

4.体育の目的は?

 体育の目的は、「必要なものを準備すること」よりも「すべての子どもたちが,生涯にわたって運動やスポーツに親しむのに必要な素養と健康・安全に生きていくのに必要な身体能力,知識などを身に付けること」でしょう!
 赤白帽なんて安いんですから、予備をもっておいて貸し出しましょう。アタマジラミ?毎回洗えばいい。子ども45分の運動の機会の方が大事でしょう。なんて思っちゃいます。
 また、「貸し出していたら、忘れてもいいやー!となる。」という意見を聞きます。それぐらい安心できる状況にしておくことの何が悪いんだろう?また、ほいほいどんどん貸すのではなく、まずは「いっしょに困る」そして、「次忘れないようにする方法を考える」これをすれば、忘れてもいいや!とはならないでしょう。


  以上、エンチャントでした。

いいなと思ったら応援しよう!