自分学びの時間
自分学びの時間①を行った感想を書いていきます。
1.「自分学びの時間」とは
今日は算数の「あまりのあるわり算」の時間で、「自分学びの時間」を初めて行いました。「自分学びの時間」とは、一斉に同じ問題を解いていく授業ではなく、内容、やり方、やる場所などを自分で決めて学ぶ時間です。
単元的には、教師による授業を1時間目に行い、2〜4時間目は「子ども授業」を行い、今日の「自分学びの時間」は5時間目でした。
くわしくはこちら。
子どもに授業を渡す挑戦|エンチャント先生@小学校 (note.com)
子どもたちには単元ガイドプリントを配り、単元全体をどのように進めていくかを伝えています。単元の途中ということもあり、内容は「ここまではできるよ」という幅は伝えました。めあては「あまりのあるわり算の計算や文章問題をはやくせいかくにできるようになろう」と黒板に書きました。
2.子どもたちへの説明
ただの自習にならないように、「自分学びの時間」がどのような時間なのかをていねいに説明しました。
①自分学びは自分で学ぶ時間です。自分にあった内容を、自分にあった方法で学びます。自分にあった方法だととても深い学びになりますが、合っていないと、効果的な学びになりません。
②友達と学ぶ場合は、友達と学んだことで一人で学んだときよりも効果的な勉強ができるようにします。友達と一緒に学んだことで、勉強が進まなかった場合は、一人で学んだほうがいいということです。教え合いももちろんOKですが、答えを教えてしまうと、学びになりません。
③最後に振り返りをします。自分の学びがどうだったかを考えてもらうので、学び方をよく考えましょう。
3.子どもたちの様子
・友達と学ぶ子
・一人でもくもくとやる子
・スタサプの動画を見る子(ろう下)
・黒板で図を書く子
4.成果
先生と学びたい人はあらかじめ把握しておき、順番に回ることができたので、手厚い個別指導ができた。得意な児童は、スタサプや難しいプリントの挑戦し、自分で丸付けをすることができるため、手がかからない。
友達同士で机をくっつけて、同じ問題を解いていくことで、自然と教え合いができていた。
一斉に問題を解いていくよりも、子どもたちのやる気が感じられた。
5.課題
友達と楽しくおしゃべりをしてしまい、一緒に効果的に学べていない児童がいた。
どんどん進んでいける児童と、苦手で教師と学んでいる児童の習熟度は把握できるが、B児の習熟度が把握できないため、「勉強しているふり」「勉強しているつもり」の児童がいたかもしれない。
(最後に確認テストをすることで、習熟度の把握はできるが今回は単元の途中のため行わなかった。)
6.児童のコメント
自分学びは、自主的にやる力がついたり、友達と考え合う力をつける勉強ができたんじゃないかなと思います。ヒントを出し合うこともできた。めあてに近づけていたと思う。楽しいです。
いつもは先生が教えるけど、自分だけだからちょっと大変なことがあった。友達がうるさくしちゃうときもあるから。
やってなかったスタサプのおうようのところもわかった。普通の授業と別に変わらない楽しさ。
普通の授業と比べて楽しかった。好きな友達といっしょにやるとやる気が出る。うまくやれば、普通の授業よりもいい勉強ができる。
7.挑戦は続く
次回は7月18日(火)2時間目が先生授業②で、その次が同日4時間目が自分学び②です。子ども授業のあとなので、先生授業の質がかなり高まっているのではないかと考えています。教師はあまりしゃべらない授業を目指します。あくまでも主役は子ども、進めるのは子どもであることを大事にしたいです。
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