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iPhoneやiPadでスクリーンタイムを制限をするためのアプリ「one sec」の使用感と設定方法

前回の記事の
「無駄なコンテンツ消費」をやめる方法を、小さな習慣に落とし込む
の見出しにて、コンテンツやスクリーンタイムを制限するアプリとして「Opal」と「one sec」の2種類を紹介しました。

この記事では、「one sec」がどこまで使えるか?をお伝えします。


というのも、課金しないと使えない機能を使って、しっかり検証したい思いに駆られ…1週間無料だったので、とりあえずサブスクリプション登録し、フル機能だとどこまでできるか試しました。年額1,990円です。たぶんすぐに元が取れます。いや、もう既に元取りました!!

「one sec」ではどのようなことができるのか?

事前に設定したアプリやウェブサイトを開こうとすると、強制的に「Intervention」(割り込み)が入ります。割り込みされることで、本当にそのアプリを開きたいのか考える時間が与えられます。

割り込みの画面は以下のように、いくつかの種類があります。

  • 深呼吸を促す呼吸エクササイズ

  • スマホを回転させる

  • ドットを目で追う

  • 反転(インカメラを起動する)

僕は、「反転」に設定しており、アプリを起動するときに自分の目を見るように促されます。カメラを通して客観的に自分の姿を見ることで、興奮状態からちょっとだけ冷静になれる気がしているので。

他にも個別に、いろいろと設定できます。

  • 「App-Specific Duration」(アプリごとの利用時間):割り込みそのものの時間を3秒から60秒で設定

  • 「Re-Intervention」(再度の割り込み):割り込みを乗り越えてアプリを開いた場合に、再度割り込みを行うかどうか

  • 「ブロックセッション」:指定したアプリやウェブサイトを開こうとすると、開けなくなる

  • 「フォーカスフィルター」:iPhoneなどの集中モードごとに、下記を設定可能
    ①ブロックするアプリ
    ②割り込みをスキップするアプリ
    ③割り込み時間を長くするアプリ

実際にどのような流れになるか

iPad miniでのYouTubeを例に説明します。アプリを開こうとすると、下の画面になります。

この割り込みが終わると、下の画面になり、開くかどうかを選びます。

「YouTubeに進む」を選ぶと、目的と何分間開くかを選ぶ画面に。

ここでまた「YouTubeに進む」を選ぶことで、ようやくアプリを開けます。

設定方法

アプリの制限方法

こちらもiPad miniの画面で説明しますが、iPhoneでもほぼ同じです。まず、ショートカットアプリを開き「オートメーション」を選択します。

プラスボタン「+」を押し、「アプリ」を選びます。

下の画面になるので、制限をかけたいアプリ(今回はYouTubeです)を選び、「開いている」と「すぐに実行」にチェックを入れ、「次へ」を押します。

ちなみに、ここでは一覧に出てくるアプリの設定方法を説明しています。一覧にないアプリは下で説明しているので、そちらの見出しを参照してください!

次の画面では、一番上に表示されている「新規の空のオートメーション」を選びます。

「アクションを検索」へ「one sec」と入力し、「アプリ起動時に『one sec』を作動させる」を選びます。

エクササイズ終了後のアプリに先ほどと同じアプリ(今回はYouTube)を選びます。

これで、YouTubeに制限をかけることができました。one secのアプリの「概要」タブを見ると、「アプリとウェブサイト」の欄にYouTubeが追加されているはずです。

「YouTube」を選び、「カスタマイズ」の「App-Specific Duration」で割り込みの挙動の時間を変えられるので、「ウルトラ」にしましょう。60秒です!僕は意志の力が弱いので、60秒一択です。

意志力が弱いならば、再度の割り込みの設定もしましょう。上の画像の「Re-Intervention」を選ぶと、下の画面になるので、「再度の割り込み」をONにして、対象のアプリを「接続…」から選びます。下の画面では接続済みで、「接続完了」と表示されています。

再度の割り込みが発生すると、下の画面になります。ここで「Intervention」を選ぶと、再び割り込みの挙動(60秒ですね!)が発生します。

ウェブサイトの制限方法

ブラウザの拡張機能を使って、ウェブサイトに制限をかけます。ここではSafariを例に説明します。

URLが表示されているバーに拡張機能のアイコン(パズルのピースみたいな)があるので、アイコンを押し、一覧にある「one sec」を選びます。

一覧にone secがない場合は、iPadやiPhoneの設定アプリを開き、Safariの拡張機能からone secをONにしましょう。詳しい設定方法は公式サイトをご覧ください。

下の画面になったら、「Add website to one sec」を押します。

数秒でone secへ追加され、下の画面のように制限されます。

一覧に出てこないアプリの制限方法

これがちょっとやっかいです。たとえば僕の場合「dアニメストア」が一覧にありません。その場合、one secアプリの「カスタマイズ」のタブから設定していきます。一番下の「高度な設定」を押してください。

一番上の「カスタムアプリまたはウェブサイトを追加」を押して、カスタムアプリスキームを追加し、URLスキームを使用する必要があります。URLスキームとは、アプリやウェブサイトを起動するための合言葉のようなものです。

簡単なURLスキームもあります。たとえばYouTubeの場合は

youtube://

です。ただし複雑なものも多いので、これは個別で調べる必要があります。まさに、dアニメストアが複雑で、以下の文字列になっています。

jp.co.nttdocomo.animestore.launchStmPlayer://

設定すると、以下の画像のように追加され、一覧にあるアプリと同じように制限をかけられます。

ここまで設定すると、オートメーションを設定している途中のアプリ一覧に「dアニメストア」が表示されるようになるはずです。選択画面の上の方に、アプリ名とURLの羅列されているものが表示されるので、すぐわかると思います。

設定方法でわからない部分が…

ウェブサイトを制限した場合の「再度の割り込み」の設定方法がわからないのです……。

アプリの場合は、再度の割り込みを行う対象のアプリを接続すればいいのですが、ウェブサイトの場合対象のアプリがないので、何をどう接続すればいいのやら…Safariで開いているウェブサイトならSafariを接続すればいいのか??いや、それでも再度の割り込みが発生しない…。

このあたりわかる方いらっしゃったら、教えてくださると助かります。

デメリットとまとめ:端末ごとの設定は面倒だが、かなり有用なアプリ

デメリットを挙げるとすれば

端末ごとに、アプリやウェブサイトを一つずつ設定する必要がある

この1点に尽きます。先ほど挙げたアプリ一覧にないアプリの設定は、まだ楽な方です。結局端末ごとに設定するせいで、アプリ一覧に出てこないアプリも端末ごとに設定しなければならないのです。iPhone、iPad×2、Macbookと4端末分の設定が必要で、これは結構めんどうくさい。笑

ただし、この作業さえしてしまえば、あとは時間が増えるウハウハモードです!!どんどん時間を増やしてnoteの更新も増やしたいものです。

ということで、ここまで読んでいただきありがとうございます!


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