45日目〜最後の休日〜
産後休暇も今日で最後。
今、娘を保育園に送り届けたところだ。
ずっと行ってみたかった近所のカフェで、この文章を書いている。
死産して1〜2週間で仕事復帰をしようと思っていたところ、産休が必要だと分かった。
最初は長く仕事を離れるのが不安だったし、
どう過ごせば良いか分からず途方に暮れた。
赤ちゃんがいないのに産休を取って良いものかと
罪悪感もあった。
結果的には、産休を取って本当に良かった。
この45日間が無ければ、ゆっくり心と身体を休める事は出来なかったと思うし
じっくり悲しむ事も出来なかっただろう。
今回起きた事を向き合うのに必要な時間だった。
産後休暇は法定では8週間、つまり56日間。
産休期間中の自分の気持ちを残したいと思い
「息子と向き合う56日間」と称してこの日記を始めたが、結果的には45日間の記録となった。
(医師の診断があれば産休は6週間まで短縮できる。私の場合は医師と会社と相談の上、6週間+3日の45日間とした。)
今、心身共にとても元気だ。
最初からそうだったような気がしてしまうが
日記を読み返すと、死産直後と今では全く違った状態で、確実に回復してきた事がわかる。
辛い出来事があれば簡単に心は壊れるし
それでもまた、立ち直る事も出来る。
自分の弱さと強さを知った。
息子と向き合って過ごそうと思っていたが
どちらかというと、自分と向き合った時間だったような気がする。
娘が産まれてから約4年半、ゆっくり考える時間はなかった。
その後職場復帰をして、綱渡りの日々だった。
今回過去の自分も含めて、人生を振り返る良い機会だったと思う。
明日から、また働く。
休んでみて、自分には仕事が必要だと改めてわかった。
泣くだけ泣いて、好きな事をして過ごしたから
明日からまた、頑張ろう。
息子はいつもそばにいる。
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