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イスタンブール3日目-夜行バスに挑戦-

イスタンブール3日目。
今日の夜はバスでカッパドキアへ向かう予定。
それまで荷物を持って行けるところがなく、疲れきっていたのもありカフェでぐったりしたあと夜行バス乗り場でもぐったりしていた。

暇つぶしに街中を徘徊中、イスタンブール大学の前で子猫にとても懐かれてしばらく下僕になっていたら色んな人に話しかけられた。

『母親みたい。あなたはずっとここにいなきゃね。Forever』と笑顔が素敵な女性に言われたり
(しかし後でやってきた餌やりおじさんにあっさり負ける)

大学のエコノミー専攻だという女の子もしばらく一緒に猫を愛でながら話し相手になってくれた。

優しい世界。

それから適当なカフェに入ってぐったり寝てたら、帰り際のおじさんにも話しかけられた。
このあとカッパドキアに行くと言ったら素敵なところだよと。後ろでおじさんの友人のおじさんも文句言わず待ってた。

優しい世界。

そしてようやく夜行バス乗車。
とりあえず不安だったからギョレメで降りたいアピールをしておいたら、ギョレメに着いた時『ギョレメ着いたよ』って教えてくれた。

優しい世界。

なのだけれど、タバコが結構かなりキツい。

賑やかなところは十分満喫したので、早く静かなところに行きたい。
その一心でカッパドキアへ向かうのであった。
(夜行バスの乗り心地は日本と変わらずだったけど長時間やはり辛い)

そしてこの猫ちゃん大国、どこもかしこも猫がいる。それも、野良猫ではなく、市民で飼われているという感じ。
猫に癒されたいと心の底から願い続けてきた私に思いもよらぬプレゼントではないだろうか。

ああ、もう猫しか目に入らないね。




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中野愛菜(なかのえな)
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