中野愛菜(なかのえな)

絵描きです。数年後、忘れないための記録。

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下書きに入っていた言葉

あなたはもう知っているよね 私は今までサポートしてきた ただそのままで あなたの歩む白い道 黄色い薄明かり 紫の花

    • もう私を守らなくていいよ

      小さい頃からずっと毎日、毎晩 生きててごめん 心に蓋をして蓋をして蓋をして 感情も失った 自ら、閉じ込めた 素直に気持ちを出せなくなった ひたすら自分の心を守ってきた 誰にも奪わせまいと お前らなんかに奪われてたまるかと 私を守れるのは私しかいなかったんだよ そうでもしなきゃとっくに潰されて 私という人間はもうこの星に存在していなかったでしょうね どれほど苦しかったか どれほど泣き叫んだか 誰も知らないでしょう でもね もういいんだよ もう守らなくていい 私はもう

      • 絵を描くことは生きるのと同じ

        画家としてどうなりたい、画家として何がしたい 自分の夢、やりたいこと、幸せなことを”画家として”考えていました。 だけど、いくらやってみたいことをたくさん挙げてみて 叶った時の自分を想像しても 心の底から”私”が満たされているとは思えなかった。 何が違うんだろう。本当の望みは違うところにあるのだろうなって思った時に、ふと分かったのです。 私にとって絵を描くこと、絵を届けることは望みでもなんでもなく、人生そのもの。何を成し遂げても成し遂げなくても、人間だから生きている、

        • 果てから果てまで

          地球におちてきて それからもずっと空の上から見ている 私が死んだあと魂が宇宙の星にかえる瞬間 あぁ、やっと。 心からホッとする安堵感も知った 何をすべきか 何を求めて生まれてきたのか 生まれる前の愛の世界も 頭の上にある白い光の世界も 自分と宇宙を貫く白い柱も 時々夢の中で聞こえる天の声も 全部、鮮明に在るのに 手を伸ばしても掴めない 私はここにいる、ここにいるよ

        下書きに入っていた言葉

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        記事

          割れた心は金色に紡がれる

          まだ薄暗い時の狭間で 懐かしい歌を聴く 幼い頃のわたし ただのわたし 克服できたと思っていたことも 出会わないようにうまくすり抜けていただけだった 何の前触れもなくもらったティーカップは なんでもないわたしに贈られたもの 涙が溢れて止まらない このまま、少しずつ、本当に 愛し愛されることを 知っていける気がした

          割れた心は金色に紡がれる

          私がいたところ宇宙のどこか

          私がいた世界では永遠があったのかもしれない。 なんて、過去の自分の記事を読んでふと思った。 永遠、と思えるほどに長い年月だったのか。 時間の概念なんてないだろうから、それすらも自由自在だったのかもしれないね。 残したい、と思えば永遠に消えることはない。 地球で生きたいとは思わない。いまだに。 ただ地球の自然を愛している。それだけ。 宇宙のお友達たちに聞くと、 ああ、地球って美しいな。 青く金色の光を放って、美しい音色を奏でている。 どんなに遠く離れていても、感じる。

          私がいたところ宇宙のどこか

          イタリア-ミラノ-1日目〜WiFi断絶ホテル〜

          瀕死の状態で無事ミラノ到着。 イスタンブールからは3時間ほどで、さらに時間が巻き戻され到着時刻は昼の2時過ぎ。 ミラノ市内へ行くため空港バスのチケットを買ったはいいものの、乗り場が永遠に見つからない。 1時間以上、人に聞いたりなんだり、上ったり下がったり、右行ったり左行ったり、彷徨い続けてようやく乗り場を正確に教えてくれる人に出会った…というか自力でバス停を見つけ、運転手に聞いた(なんでみんな知らんねん!) 早めにミラノに着いてゆっくりできると思ったのに、市内に着いたのは

          イタリア-ミラノ-1日目〜WiFi断絶ホテル〜

          ミラノへ行きたい

          座席が…ない???あたいは予約してますけど??? 英語でこれからの流れを説明される。 なんとなく飛行機のセオリーとして、キャンセルが出るのを待つしかないという知識はあったので、たぶんそんなことを言ってるんだろうと思ったけれど、信じたくないと私の脳内が叫んでいる。 伝わってないのを見て、携帯の翻訳を使って説明してくれた。 『乗客の中には自ら待つ人やキャンセルが出ることもあるので、あなたはただ搭乗口へ行くだけ。あとは頭の中のお友達があなたを助けてくれます。』 頭の中の…お

          無事にミラノへ飛べるのか...!?

          絶望の夜行バス。 とにかく祈りながら寝るしかない。 どうしてこうなるのだろう。。 そんな気持ちに苛まれていると、トイレ休憩のあと、隣の女の子がお菓子を色々くれた。水も持ってきてくれた。 英語は通じなかったけれど、翻訳で「私がお腹すいていたから、あなたも空いていると思って。」と言ってくれた。 ああ、なんて優しい子…!!! 私はこの子に会うためにこのバスに乗ったんだ…きっとそうだ…ああ、救われた….神よ…. そんなことを無理やり言い聞かせながら、バスは順調に走ってゆく。

          無事にミラノへ飛べるのか...!?

          カッパドキア3日目-グリーンツアー最高-

          3日目はグリーンツアーに参加。 グリーンツアーは少し遠く離れたところまで行くようだ。 景色を楽しむトレッキングと地下遺跡がメインのツアー。 前日まではそこまで寒くなかったので上着を着ていなかった。 なので今日もいらないだろうと、チェックアウトを済ませた後、荷物と一緒に上着をホテルに預けようとすると、『グリーンツアーに参加するなら上着を持って行ったほうがいい。あっちの方はすごく寒い。』と言われた。『必要なかったらバスに置いておけばいい』と。 それもそやなと、上着を持っていくこ

          カッパドキア3日目-グリーンツアー最高-

          海外2週間の旅で得たもの

          私の中で不思議なくらい変わったもの、手放せたもの、得たもの。 ⚫︎細かいことを気にしない 食事や健康法など、必要なことでもあり私にとったら気にしすぎて逆にストレスから不健康になっていたこと。なんか、どうでもいいや。 ⚫︎自分の時間に他人を優先すること メールの返信はすぐにしなきゃ、とかもちろんそうなんだけど、自分の身を削ってまでやっていたことを一旦落ち着いて捉えられるようになった。考えなくていいときに、他人のことを考えなくなった。くそ真面目に生きてきたから少しのルーズさは

          海外2週間の旅で得たもの

          カッパドキア2日目-この時変更していれば...-

          カッパドキア2日目は特に予定をいれず、ホテルでゆっくり朝食をいただき、歩いて行けるスポットへ散策に行く。 ホテルの朝食は本当に最高だ。 3種類以上のチーズ、トマト、きゅうり、4種類のジャムとバケット食べ放題、卵料理、ベーコンなどの肉料理、本格的なデザート… 肌寒いテラスで朝日を拝みながら贅沢にのんびりといただく至福の時間。本当に幸せだった。 ちなみにホテルの部屋も最高だ。 岩壁に、トルコの高級感あるデザインの家具、カーテン、ふかふかのキングベッド… あ〜幸せだ。 今

          カッパドキア2日目-この時変更していれば...-

          カッパドキア1日目-レッドツアーに参加-

          夜行バスは無事朝の8時にギョレメに到着。 ホテルへ荷物を預けてそのままレッドツアーに参加する予定。 お迎え時間まで30分ほどしかなかったが、朝食を用意してくれたので食べることに。 たくさん出てきてどれも美味しすぎた。 ゆっくりする間もなく時間がきたのでレッドツアーのバスに乗り込み、親切丁寧なガイドさんの話を聞きながら名所を回る。 英語で歴史的な説明をされると何がなんだか分からなかったのであとで調べようと思う。 念願のカッパドキア、ニョキニョキと伸びる岩、見晴らしの良い空

          カッパドキア1日目-レッドツアーに参加-

          帰りの飛行機の中で振り返る。自分のための記録。

          あとはこの旅で一番高い出費となったローマのヒルトンホテルで贅沢にも時間を潰し、早朝の飛行機のチェックインを待つだけ。 気の緩みからか、朝起きて喉に違和感を感じる。2週間ろくな食事もせず初めての土地で緊張しながら歩き回っていたら体調も悪化するだろう。 なんとか日本に着くまで持ちこたえて、私の体。 大好きだよ、大丈夫だよ、と自分の体に何度も声をかけながら、三峰神社と東京出雲大社のお守りを握りしめる。 この旅はもともと体調が良くない状態からのスタートだった。 不安になると、

          帰りの飛行機の中で振り返る。自分のための記録。

          孤独に震える帰国前夜

          初めてのことばかりだ。 海外旅行の経験はある。 あるけれど、完全にひとりで旅に出たのは初めてだ。 行く前は、なんとかなるだろうと思っていた。 実際、なんとかなって無事に帰国を目前に迎えている。 楽しい気持ちと、不安な気持ちと、帰りたくない気持ちと、早く帰りたい気持ち。 孤独もたくさん感じた。 友達、恋人、家族とワイワイ楽しんでいる人たちを見ると、どうして私は今ここにひとりぼっちなんだろうと思った。 海外に飛び出しても、ぽっかり空いた穴は埋まらない。 日本に帰って

          孤独に震える帰国前夜

          旅のおわりが近づく時

          今回の旅はもうすぐ終わる。 日本に戻って何か変わるだろうか?どんな日常を過ごすのだろうか?受け入れることができるだろうか?逆に感動することはなんだろう? いろんな思いが自然と湧いてくる。 私の歩む道は正しい やめないで 何度もメッセージが送られてくる。 こんなに遠く離れた地でも、神様は繋がっている。 イタリアの空気、街並みを肌で感じて、深く刻まれた歴史を知った。美術史にも興味がわいた。それは自分の中で大きな変化だ。 自分にとって最も心惹かれて影響を受けるのは何か? や

          旅のおわりが近づく時