見出し画像

「罪」ってなに?


今月の「書く技術」は、『蜘蛛の糸』の分析をしているのですが。


さて。「罪」って、いったい、何なのだろう?

とかいう、けっこう本質的な疑問をぶらさてげおります。


今のところの私の考えは、

「悪意をもって」「人や物を傷つけること」

です。


これ、両方がそろうことが条件で、

たとえば、

(1)「人を傷つけた」けど「悪意なし」

の場合は、「罪」ではなく「失敗」。

(2)「悪意をもっている」けど「周りに実害与えていない」

のも「罪」ではない。(心の中は何を思っていても自由)


(1)の場合は、ついうっかりなので、気を付ければ再発防止は容易です。

でも、「悪意」がある場合は、再発防止って、かなり難しい。(なにせ悪意があるからね)


「悪意」をもってしまった心の中を変えるのって、相当難しいよなぁ。

人は、どうすれば変われるのだろう。

カンダタは、どうすれば救われたのだろう。(自己執着しなかったら救われたって言うのは簡単だけど、地獄の底まで落ちちゃった人ですよ?カンダタ救うのに、蜘蛛の糸という方法だとどうだろなぁ。ただ、今回の件が契機になることはありえるかも)

そして、人はどうすれば許されるのだろう。


なんてことをぶらさげている8月でした。

同じようなことを一緒に考えてみたい方はこちらへどうぞ。(重いテーマですが)(『赤ずきんちゃん』の次の回が『蜘蛛の糸』っていう振り幅のでかさ)(ちなみに来月は『桃太郎』です)(やっぱり振り幅でかい)


いいなと思ったら応援しよう!