バターが食べたい。
お風呂から出て、冷蔵庫からベビーチーズをひとつ取り出してかじる。
このあいだ見つけてはじめて買った、ピスタチオ味の。
でも、違うんだよなぁ、やっぱりチーズじゃないんです、
お風呂で、江國香織さんの「雪だるまの雪子ちゃん」を読んでいる。
雪の便りがきこえるこの季節、本棚を眺めて久しぶりに、あ、これ、と手に取った。
児童書のような、そう翻訳の児童書を思わせるような語り口調がなんだか淡々と、でもほわほわと心地よくて。
でも最近すぐ眠くなっちゃうので、少しずつしか読めない。笑
野生の雪だるま、雪子ちゃんの話。
字は読めないけれど、趣味は読書。
ぱらり。
本は読むものかもしれないけれど、ながめたっていいよね、と思えてくる。
それから、これ!
雪子ちゃんは、バターが大好き。
バターを愛する雪だるまなんて…しかも四角く切り分けてあるなんて!
なんて江國さんらしい、と思わずうれしくなりつつ、そんなバターのくだりを読むうちに、そりゃあバター食べたくなります。
で。
でも、お風呂上がりにバターはいかがなものか、そしてそのまま食べたいようなバターは冷蔵庫にないし、でチーズになったわけです。
あぁ、明日はあんバタサンド食べよかな。
でもやっぱり美味しいバターを買って、冷たいかたまりをシンプルに美味しいパンにのせて食べたい。