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カフェの風景。


今日も外はキラキラしていた。
砂糖付けのような葉っぱたち、地面を持ち上げる霜柱。
霜柱を見ると、アンゼリカを思い出す。
それとくっついて、ドレンチェリー。
子どもの頃、ごくたまーに母が作ってくれるクッキーには、この緑と赤がちょこんとのっていた。



次男が朝ごはんを作るというので、早く起こす。
家庭科でつくり方を教わってからこの3日間、はりきっておみそ汁をつくってくれる。
煮干しを割って出汁をとり、おあげ、ねぎ…豆腐は手の上でおそるおそる切っていた。

彼への影響力おそるべし、お茶をいれるのだって飽きることなく続けているし、家庭科様々である。

ごはんを炊いて、おみそ汁を作り、たまごやきを焼く。
立派な朝ごはん。
寒い朝の、おみそ汁の染み渡る美味しさよ。
おみそ汁って、どうして誰かにつくってもらうとこんなに美味しいんだろ。

ごはんとおみそ汁とたまごやきが作れたら、もう君は大丈夫、生きていけるよ、なんて思う。
そんな簡単じゃないけどさ、


今日はそのあと友人と待ち合わせて、2回目の朝ごはん。
行ってみたかった店が2人ちょうど合致した!
ガレット、パンケーキ、クロワッサンサンド、フレンチトースト、クロックムッシュー、キッシュ…
迷った挙げ句、食べたいものも2人一致した。
そしてアメリカーノ。

ランチの始まる時間には、小さな店内は満席に。
ガレットのランチ、絶対また来よう、と約束。
朝早くにひとり静かに過ごすのもいいな。


フレンチトーストに、
生ハム、半熟玉子、グラノパダーノ!


そのあと、7時間ほど喋り続ける。


薄暗くなった時間、自分の働く店の前を通りすぎる。
ぼうっとあたたかいオレンジの店内に、たくさんの人たちが過ごす風景が見えた。
なんだか悔しいくらいいい光景、と思いながら、少し誇らしい気持ち。


さ、いろいろあるけど、明日もがんばれそう。

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