『カニバ パリ人肉事件38年目の真実』感想(ネタバレ注意)
ノリで借りました。レンタル代400円。
以下ネタバレ込みのレビューです。
内容
終始佐川一政役(本人らしい)相手の像がぼやけてる。彼が話し、弟が所々注釈を入れる形になっている。彼の話に出てきたルネという女性が被害者だろう。虚ろに開かれた目で明後日の方向に、ぼんやりと他人事のように自分の話をしていく。時々英語やフランス語を交え、
「平静の性的な欲望とそれを平静の中に自分をおとなしくしていられなかった。彼女の肉体なんだって確信したかったんですけど むなしかったです。そこからおとなしくできればよかったんだと思います」
一部発言の抜粋。罪を悔いているのだろうか
彼曰くカニバリズムはフェティッシュの延長線なんだとか。好きな相手と一つになりたいとか、好きな相手を自分の一部にしたいだとかそういった欲望だろうか。
後半はほぼ性描写か自傷行為。描写より弟のそれらの異常な行動に対する茶化すような態度に不快感を覚える方が居るかもしれない。
感想
感想…うーん感想…となる。率直に言うと『面白くない』映画だった。これについては彼が犯罪者だからとか裁判の結果とかそういう部分は全く関係なく、何が伝えたいのか分からない映画であった点、そもそも人を引きつけるような描写自体が有っただろうかという点である。途中切りしそうになったのはこの作品と未来のミライ(実際未来のミライは途中切りした)位だがレビューを書くのでとりあえず読んだ。あと400円の為に。
一応反省はしている様な描写はあるが、観る人によっては本当に反省しているのかと言われそうな部分はある(前述した弟が茶化す部分。殺人や食人に対する話題)。ラスト6分で後味を良くする為にもう一度ムカデ人間でも観ようかと考えていたのはここだけの話だ。
おわりに
映画の内容とは一切関係がないが本日の昼ご飯でも出して締めよう。ご精読ありがとうございました。ちゃんと牛肉ですよ。
因みにサムネイルの謎飲料はアップルメロンコーラというキメラジュースです(ファミレス恒例混ぜジュース)。