西島秀俊と 欽ちゃんとの共通点(ガッツセンターの話)
『同情するなら金をくれ!(ガッツセンターの話)』の続きです。前回での予告通り、ガッツセンターの具体例を今回は書きます。
今回はタイプ9が主役です。
タイプ9は、一般的なイメージはのんびりした人というところでしょうか。通常のタイプ9は嫌味が無い人で、めったに怒ることも無い人です。私から見た欽ちゃん(萩本 欽一)は、そういったタイプ9に見える一人です。
また、タイプ9の中には比較的活動的な人もいます。西島秀俊さんは、そういった形のタイプ9に見える一人です。
お二人には共通点があります。ガッツセンターの特徴である「行動を伴った好意」に感謝するという点です。
西島さんは、一時期仕事から干されていたことがあって、その時期に北野武の映画『Dolls』に抜擢されたことで、北野武(ビートたけし)さんに対して恩義を感じているそうです。
欽ちゃんは、自分が作った映画が売れなくて困っているときに、斎藤清六さんが大将(欽ちゃん)のおかげで今の自分があるのだからと、一千万円を持ってきて、チケットを買おうとしたことで、斉藤清六さんを大好きになったそうです。実際にチケットは売らなかったそうですが、行動で示そうとした斉藤清六さんも、そこに価値を感じた欽ちゃんもガッツセンターであると言えます(たぶん斉藤清六さんもタイプ9)。
西島さんが自らが主演した映画『MOZU』への出演依頼をビートたけしさんにしたという話も、
欽ちゃんが、自分のお葬式には斉藤清六さんに弔辞を読んでほしいと言うのも、
感謝を言葉だけにはとどめないガッツセンターの感じが出ていると言えます。
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