『PTA会長の品格』を読んで

 何回かに分けて
元銀座のママと元小学校教師がPTA会長になって、ブラックPTAの改革に挑んでみた。
を読んだ感想を書いています。今回は感想の7回目です。

 エニアグラムでは、日本の国民性はタイプ6だと言われています。
 ここでは、タイプ6を通して、PTA改革の話の感想を述べます。

PTA会長の品格』より

「松戸小3女児殺害事件」を受けての文章を書かれている回です。

犯人が同じ学校のPTA会長だった事が
大きく報道されています。

皆さんは自分の学校のPTA会長が
どんな人か知っていますか?

そもそも、多くのPTAでは会長の選挙すら行われません。
なぜ、どんな人物でもPTA会長になることができるのか?
1. 法令遵守や民主主義の概念を持たないPTAが多い。
2. 多くの保護者がPTAに興味がなく、サイレントマジョリティ化している。
3. だれもPTA会長をしたくないので、適当な人に押し付ける。


その結果、肩書きだけが欲しい
問題人物でも
会長職に就くことが可能になってしまったのだと思います。

 1については、
日本の道徳観』で以前にも書いたように、タイプ6は自分の周りの安心・安全・安定さえ確保できていれば、規則などを無視する傾向がでてきます。この状態に乗っかる形でタイプ6では無い問題人物が入ってきてしまうのでしょう。

 2については、
日本全体がタイプ6の思考停止をよしとしている中で、あえて何かに興味を持つ人はいないのです。
 自分の意見が無い思考停止なので、多くの人は付和雷同(自身にしっかりとした主義主張が無く、安易に他人の言動に同調する)のサイレントマジョリティ(声なき多数派)となってしまうのです。

 3については、
タイプ6は、あえて混沌や未知に手を出したくないのです。それで、混沌や未知に対峙するPTA会長をすることから逃げるのです。いっぽうで、混沌や未知が無い役職なら皆なりたがるはずです。

 その結果、問題人物でも会長職に就くと書かれていますが、こうなると、
出過ぎた杭には手が出せない日本』の状態になってしまいます。

 こうなってしまった場合は、誰も抑えられないまま、おかしなことになってしまいます。

※ 他の感想は、ハッシュタグ「#ブラックPTA感想」にまとめています。

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