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障害を持ちながら一般の就活をする上で大切なこと。『○○なことを仕事にする』

皆さんこんにちは!

今回はこちら。『クローズ就労をする上で大切なこと』がテーマです。
今回もエンカレッジの福井からお伝えします😊

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、障害を会社に伝えずに一般の就活をして就職し、働くことをクローズ就労と言います。

障害のある学生さんの中には、就活の際に障害をオープンにせず、一般雇用で働きたい!と考えている人も多いと思います。

その場合、どんなことに気をつけるといいのでしょうか?

結論から言うと、ズバリ『得意なことを仕事にする』ことが大切です。

その理由は『得意なこと、できることを仕事にした方が人の役に立てるから』です。

一見『そんなの当たり前じゃん』と思うかもしれません。しかし、実際には自分の得意を活かして仕事している人ばかりではありません。

では、得意なことを見つけるにはどうすればいいのでしょうか?
そして、どうすれば得意なことを仕事にできるのでしょうか?

ここから詳しくお伝えさせていただきます!

1)クローズ就労とは?

クローズ就労についてあまり馴染みのない方もいると思いますので、まずはクローズ就労とは何かをお伝えします😊

以前、一般雇用と障害者雇用の違いについては過去記事で触れましたが、クローズ就労は「一般雇用の分類の一つ」になります。

(一般雇用と障害者雇用の違いに関する記事はこちら🔽)

クローズ就労では、障害を持ちながら一般雇用で働きます。その際、会社や職場には、自分が障害を持っていることを伝えずに働くことになります。

『障害があるのに、それを伝えないのはどうなの?』と思ってしまいそうですが、物事はそこまで単純ではありません。

障害者雇用と一般雇用には大きな違いがあり、その間で多くの人が選択を迷います。

詳しくは上の記事にも書いていますが、障害者雇用は一般雇用に比べて待遇などが良くないことがあります。

例えば、給与面で差がついていたり、キャリアパスの可能性が限られていたりなど、一般雇用と比較すると経済的な面や将来性の面で不利になってしまうこともあるのが障害者雇用です。

しかしながら、働く上で必要な配慮をしてもらえるのが障害者雇用のメリット。そのため、周囲からの配慮が必要な場合は、障害者雇用を選択した方が良いことも往々にしてあります。

ただ、それでは経済的に厳しくなってしまうことや、キャリアが限定されてしまうことなどを考え、就活時に一般雇用を選ぶ方も多くいます。

そうすると、結果として、会社に障害を伝えずに働くクローズ就労の道を選ぶことになります。

2)得意でないことを仕事にしてしまうと。。。

冒頭で、クローズ就労をする場合に大切なことは『得意なことを仕事にすること』だとお伝えしました。その理由をお伝えしていきます👆

まずは、イメージしてみてください。得意でないことを仕事にしている人がいるとしましょう。

具体的に、Aさん(事務職)をイメージしてみます。

Aさん(事務職)
【得意なこと】
・人と話をすること
・活発に動き、いろんな人と関わること
・様々な場所にいき、新しい人と関わりを持つこと
【苦手なこと】
・細かな計算
・書類をジャンル分けするなどの整理整頓
・契約書のチェックなど書類を確認して間違いを見つけること

いかがでしょうか?このような人が事務を行い、仕事が上手くいくと想像できるでしょうか?😥

もちろん、これは例えなので極端なパターンですが、実際に仕事の中ではこれと似たようなミスマッチがよく起きています。

周りの人から『Aさん、ミスが多いんだよな。。。』と思われながら仕事を進めていくのは辛いものがあります。

周りの視線もそうですが、一番は自分が辛くなってしまうでしょう。

『どうして自分は役に立てないのか。。。どうすればいいのか。。。』

こんなことをずっと考えながら仕事をすることになります。しんどいですよね。

また、もし周りに仕事ができる(Aさんの苦手なことが得意な)事務の方がいたとしたら、その方とも比較されてしまうことでしょう。

このように、仕事で役に立つことができなければ、お金をもらうことも難しくなってしまいます。

というのも、人の役に立つからこそ、そのお礼としてお金をもらうことができるからです。それが「仕事」というものです。

苦手なことを仕事にするということはつまり、人の役に立てなくなってしまうということなのです。

3)得意なことを仕事にしよう!

では、どうすればいいのか。苦手なことを仕事にせず、得意なことを仕事にするのです。

先ほどのAさんを振り返ってみますと、得意なことはこちらでしたね。

【得意なこと】
・人と話をすること
・活発に動き、いろんな人と関わること
・様々な場所に行き、新しい人と関わりを持つこと

もちろん、こちらは私が設定した例ですので、かなり都合が良いものですが、例えばこのような方は営業向きです。

おそらく、Aさんが営業を始めた場合、たくさんの人とコミュニケーションを取ることができ、順調にお客さんを増やし、業績も上げていくことができることでしょう。それがひいては会社に利益を生み出すことにもつながります。

Aさん自身も、自分の仕事で人に役に立てた、という実感を得られるはずです。

ここがとても大切です😊
得意を活かすことで、人に役に立つことができるのです。


それでは、何が得意(強み)だったら、どのような職種につながるのか、例を挙げてみたいと思います。

行動力があるなら
・新規の営業職
・携帯などの販売職
分析力があるなら
・マーケティング
・コンサルティング
・弁護士、行政書士などの士業
集中力があるなら
・エンジニア
・ゲームデザイナー

しかしながら、自分の得意なことや強みは、仕事をする中で見つけ出していくことが多いと思います。

すでに見つけられている人はおそらく、アルバイトなどで働く経験をたくさん積まれた方が多いでしょう。学生時代にはなかなかここまで見つけられないものです。

とりわけ、様々な経験を積むことに関して障害のある学生には『得意や強みって言われても。。。』と困ってしまう方もいると思います。

そこで、次に、得意なことを見つける方法を解説していきます。

4)得意なことを見つけるには?

得意なことを見つける際に注目するといいのは『夢中になったこと』です。

あなたが夢中になったことは、これまでにどんなことがありましたか?

夢中になったこと、というと少し難しいかもしれないので、時間を忘れて没頭したことや、ついつい取り組んでしまうことを思い出してみてください。

小学校、中学校、高校、大学・・・

勉強や部活動など様々な経験をしてきたと思いますが、その中であなたが時間を忘れて夢中になったことはありませんでしたか?🤔

その中に、得意なことのヒントが隠されています💡

また、『周りの意見を聞いてみる』ことも大切です。

自分では「こんなの得意には入らない!」と思っていても、人から見ると『スゴイ!』となることもよくあります。

小学校の友達から、大学の友達まで、幅広い人に聞いてみることがポイントです👌

また、得意なことを探す上での基準としては『クラスの中で1番か2番くらい』の基準で探してみると探しやすいです。

学年の中で1番か2番となると、あまりにハードルが高すぎてなかなか見つかりません。

一方で、クラスの中で自分が少しでも『周りと比べて、できたなぁ』と思うものを探してみると、意外と見つかるものです。

このようにして、自分の得意なことを探していきましょう😊

5)大切なことは、仕事で役に立てるかどうか

ここまで、得意なことを仕事にすることがなぜ大切かをお伝えしてきました。

そもそも仕事とは、価値を生み出してお金をもらうものです。

本来であれば、仕事をしたからと言ってお金がもらえるとは限りません。仕事をすることで「価値」を生み出してはじめて、お金がもらえるのです。

しかしながら、現在は社会が成熟し、仕事をしたらお金をもらえるのが当たり前になってきました。そのため、様々なミスマッチも生まれています。

だからこそ、この記事を読んでいただいた皆さんにはぜひ『得意なことを仕事にする』ことにチャレンジしてもらいたいなと思います。

それこそが人の役に立つこと、そして、あなたのキャリアを切り拓くことにもつながります😊

一方で、『障害もある上に、どうしても得意なことがない。。。』という方もいると思います。

そんな方には、まずは障害者雇用など配慮が受けられる環境で少しずつ力をつけて、得意を磨いていく方法もあります。

いずれにしても、自分に合った道を模索してみてくださいね👌

6)まとめ

今回は以上です!ちなみに、私たちエンカレッジでは、「家でも就活オンライン」で障害のある学生の就活を全力でサポートしています👊🔥

この記事を読んで『得意が見つかりそう!』と思った学生さんも『まだちょっと難しいな。。。』という学生さんも、ぜひイベントやセミナーに参加してみてくださいね😊

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詳細はこちらから見られますので、ぜひ一度見てみてくださいね🙆‍♂️

最後まで読んでいただき、ありがとうございました☺それではまた👋

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