光GENJI に出会った日
自分の中の記憶を忘れないうちに記録しておこうと思う。
個人的な記録なのでこんな人もいるんだな〜くらいの気持ちで読んでほしいです。
毎週欠かさず見ていた有吉の壁のスペシャルを見ていたら突然に出会った。
芸人さんたちのガラスの十代のモノマネカバーからのご本人登場というよくある流れ。
スーパーアイドルである光GENJIの存在はもちろん知っていたが、こんなきっかけで出会い、生活の一部になっていくのかと今でも驚いてしまう。
ご本人登場の一瞬だったはずだけど、オーラ・曲の良さ・ローラースケートの疾走感に考える間もなく虜になった。光GENJIがSTAR LIGHTでデビューした時の当時の少女たちと何ら変わらない理由で好きになったと思う。
出会った衝撃は2年たった今でも感覚が残っている。
後々、お笑い好きでよかったな〜とぼんやり思うくらいには偶然的な出会いだった。
その日は夜な夜なガラスの十代のみの動画をひたすらにみた。
踊り・ローラー・アクロバット・豪華なテレビセット・生演奏 どこをとっても刺激的で、いまみたいに4Kの映像なんてないけれど新鮮で鮮明に映った。
当時の時代背景や周りの大人たちの本気度もあるのかもしれないけれど、それら全てを取っ払っても7人の集まりが魅力を放ちすぎている。3分ちょっとの曲なのに気を抜いたら涙が出てきてしまうくらいの凄さ。
映像初見にして、テレビの中の彼らの歌や踊りに対する真摯な姿勢にどれだけの人が救われてきたんだ!と思うほど。
これがスーパーアイドルか、と思った。
その中でも正統派という言葉が先ず浮かんできた内海光司さんに一瞬で虜になっていた。
光GENJIド世代の母からメンバーの名前や性格、当時のあれこれを色々と聞き出した。(母は大沢くんファンだった、ジャニーズ最古のシンメ?の光についても話したい)
母も当時の熱量を思い出したのか、その夜は一緒にたくさんの話をした。
当時大学4年生。就活と卒業研究・制作の真っ只中でそれなりに忙しい時期だった。
コロナ禍もあり、対面で大学に行くのはゼミのある月曜日の午前中くらい。
ゼミが同じで超仲良し友人(しかもジャニーズ有識者!)に早くこのことを話したくてたまらなかった。
気怠げな月曜日の1限目、大学生の9時集合なんて社会人でいう6時集合くらいの荷の重さ。
集合前の8時50分 全員の脳がまだ寝ている時間に、私はジャニーズ有識者である仲良しの友人がゼミ室に来るなり「光GENJIにハマった、この動画を見て、絶対にいいから、30年前に戻りたい」という押し付け行動を悪びれもなくしてしまった。(この時見せたのは紅白の勇気100%だったはず)
当時はアドレナリンのみで生きていたから気づかなかったけれど、すごく引かせてしまっていたらしい。(後日談)
その日のゼミ終わりに八王子の喫茶店で友人に「このこと絶対記録したほうがいいし、ブログに書くべきだよ、つづ井さんのようなエッセイ書けるから」と冷静な意見をもらうも、そんなに?と全然ピンとこなかった。何年かたった今ようやくピンときて記録している次第です。
そして最初の衝撃から一週間後の土曜日。
なんとあの内海くんとあっくんがオールナイトニッポンプレミアムに出演というタイムリーすぎる情報が飛び込んできた。
その時、35年前の情報をせっせと追いかけている身としては、10代の彼らがアラフィフになっていて、しかも生放送で当時のまんまのように話していたので脳がバグりそうになった。
この放送で後追いのファンの方も多いと知って、日本のどこかで同じような気持ちになっている同世代がいるのかもと考えるだけでニヤニヤした。
また、何十年ものブランクを経ての記念すべき放送だったとは後から知るのだけど、その当時から応援している方々と一緒に応援できていることにも、おこがましいが嬉しくてニヤニヤした。
この頃の何ヶ月間かは睡眠なんてほぼしていなかったと思う。
あんまり言いたくないことだけど、その当時に生まれていなかったことがとにかく悔しくて、これも大きな声では言えないことだけど、インターネット上にある光GENJIの動画を何ヶ月かで全て見たと思う。(キモ怖)(「悔しいという感情怖い」と友人にも言われてしまった)
光GENJIのTHE WINDYの歌詞にある「今同じ時代の息をして 新しい歴史を開くため」という歌詞に何度恋焦がれたことか。
好きになってしまったからしょうがないくらいの感覚で振り切っていた。新規ハイ凄。
元々昭和アイドルや80年代の邦楽は好きで曲はよく聞いていたのだけど、生活を振り切ってまで夢中になってしまうことなんて人生ではじめてだった。
とりあえずレジェンドアイドルによくある後発的に販売されているベストCDを購入した。
この事態に怖さまであったので、見境なしに買うのではなく色々と学んでから公式グッズなどを集めていこうと思った。突発的なくせに慎重派だ。
当時ちょっと前まで付き合っていた彼氏とのドライブ中に昭和アイドルなどの曲ばっかりをかけていたら「もう古い歌はやめて笑」と言われたショックを思い出したりもしたけれど。
自分の好きは変えられないし、「生きてる」ってこういうことだよなと思った。
好きに振り切って生きる強さを獲得した感じ。好きの多さで自分を守れるし〜と思うようになったのでここから自分の好きの追求は止まらなくなった。
光GENJIド世代の母曰く、好みの差はあったかもしれないけれどブラウン管の中にいる光GENJIは圧倒的な存在だったと言っている。
今は動画サイトですぐ見られるけれど、絶対に戻れない場所で踊って歌う彼らは私にとっても圧倒的で夢のような存在に感じる。そして、夢のような存在なのになんとなくナチュラルで身近さもある。光GENJIは色々な面で表裏一体の魅力がある。
出会ってから2年以上たったいま、夢中は続き完全に生活の一部となり、活力となっている。
今後、グッズの記録やはじめて行ったイベントの記録もしていこうと思う。