ノルウェー民俗音楽入門(前書き)
コロナ、日本も大変なことになってきましたね!
わたしも、3月に5本あった本番中、4本がなくなりました!
フリーランスの音楽家は普段はとても忙しいので(本番と練習以外にも、打ち合わせ、広報、経理などの事務作業に結構時間がかかります)、たくさんの音楽家の方が時間ができたこの機会を有効活用し、色々なことに挑戦しています。
わたしもYou Tubeのライブ配信などをありがたく見て、「お名前を知っていたこの方はこういう素敵な音楽をするんだな。一緒に演奏してみたいな。」とか夢を膨らませながら日々過ごしています。そう、普段は自分がライブをやっていると当然その時間帯の他のライブには行けないので、なかなか観たいライブに行くことが叶わないんです。
わたしもYou Tubeとかやるかな、とも思ったのですが、まずは本当はやるはずだった仕事をしないとね。
というわけで、次回のnoteからは3月11日に第11回ICF 春の陣でやる予定だったことを無料で公開します。ICFに参加予定だった方も、暇を持て余している方も、ぜひ参考にしてください。
※もし直接習いたいという方がいたらご相談ください(都内在住です)。
ちなみに、ICFではこういうことをやる予定でいました。
・ノルウェーの民俗楽器の紹介
・ノルウェーのダンス音楽(器楽曲)の紹介
・ノルウェーの曲の覚え方のコツ
・ノルウェーらしく弾くコツ
・実際にみんなで弾いてみよう(講義時間は50分なので、たどり着けたら)
Noteではそのうち、
・ノルウェーのダンス音楽(器楽曲)の紹介
・ノルウェーの曲の覚え方のコツ
・ノルウェーらしく弾くコツ
の3つを取り上げようかな。
★ここからは注意事項
ICFはアイルランドの伝統音楽を演奏したり踊ったりして、その技術や知識を深めたいという方が集まるところなので、アイリッシュ音楽に触れたことがある方向けの説明をしていきます。
尚、ノルウェーはケルト音楽圏からは外れています。ですが、ノルウェーの音楽には、ケルト圏の音楽を好む方の心に響くような音色や、ダンスの伴奏としても音楽自体だけでも楽しまれるというケルト音楽との共通項、そして民俗音楽全般に通じる「音楽をみんなで共有して、楽しむ空間がある」という心意気があります。
わたしたちはヨーロッパから遠く離れた極東に住んでいるので、ヨーロッパの民俗音楽に興味を持ったら、ヨーロッパのどこの地域の音楽が自分の感性に合っているのかを広い視野で検討することができます。わたしもアイルランド音楽は好きですが、同じように、フィンランドやエストニア、ノルウェーやスウェーデンの音楽も好きで、いまはご縁があったノルウェーに通っています。
現在の日本ではアイルランド音楽が流行っていますが、偶然出会う確立の高いアイルランド音楽だけでなく、周辺各国の音楽にも触れて、それぞれが自分に本当に合った音楽に出会えていけたらいいな、と思っています。そうすることで、アイルランド音楽も違った視点からもっと大好きになると思う!
ICFでノルウェー音楽をご紹介できることは、大きなチャンスだったんだけれどなぁ、とぼやいていても仕方ないので、これから書く記事が多くの方に届くことを祈っています。
日本でも各国に修行に行っている素敵な音楽家が活動しているし、意外と北欧諸国からの来日公演も(普段は)たくさんあるので、時が来たらぜひ色々なライブで体験されることをおすすめします。
次回は、ノルウェーのダンス音楽(器楽曲)の紹介をします。お楽しみに!