「今」その時に出会えるものと“輪”と“繋がり”の話。
もともと業界御大ら(新劇~世代ね)にワシは定期的に召喚されて毎回たかってるんだが、いやそれは芸能界における年功序列制度で上の人には奢ってもらう、下には払うってのが沁みついてるので実はそのことにあんまり気にはしていない。そして毎回なんかワシに資料をくれる謎。
が、最近もうそんなに下の人に会わんけどな、引きこもってるから。
ちとしたはずみでうちの子?な山崎正悟さんを同伴して以来、何故か妙に御大らにあやつ気に入られてだな、ここ数回、同伴必須と召喚時になったわけですよ。このうちのやる気のない二人を召喚して楽しいのか、御大ら…とか思うのである。ワシは世代おかしいから言うてる話わかるからええけど。
山崎正悟さんは世代が思い切り違うので、当時の俳優さんやらそういうお名前がわからないのでもうその場で「ググれ」とやってるが、なんかお話を聞いているのが楽しいらしい。
いい意味で時代を感じるってのもあるが、豆知識としておもしろいご様子。
もっとちゃんとまぁざっくりでもいいけど、いわゆる演劇の歴史・変遷ってのを知ってたらもっと面白いハズだよなと毎回思う。ま、興味出たとこちゃんと調べて血肉にすりゃいいけどね、ですけど。
しかしなんであやつが気に入られたのかさり気なく不可解だったのでボソッと御大らに聞いたら「声と話し方と姿勢」と言っていた。あぁまぁそうだな、そうだよなぁと納得したワシがいた。
実際、うちはユニットなので役者の所属というか、お抱え的なことをしないというか、ワシはそーいうのめんどくさい極みなんだが、じゃあなんであやつをお抱えすることを可としたかというと結局のところ、御大らと同じようなところだよなと。演技うまいとか声質がいいとかそういうことではなくて、うまいかと問われたら下手と言えば下手だからな、安定性ないし(笑)
それは置いといて。
昔話+ちょっとした知恵・知識・教えとかをちまちま話してくれるんだが、やはり「今」という時代にいて、いいものというものは千差万別だが存命でその瞬間に立ち会えるものは観とけと言われていた。そりゃワシも思うわさ。ってもワシ、おさえるとこは遥か昔に抑えてるんで今更なんだけども、付き合えるところは同伴してやるかのーとは思っていたりする。実際まぁなんかうちの子?になる前から観劇やら同伴してたしな。
ってのと“輪”の話をされていた、先日。変な言い方するとある種コネクション的な話ではあるんだが、どこまであちこちの“輪”にヌボッといるかどうか、混ざっているかと言う話である。別にがっつりそこの“輪”にいなくていいわけ、いくつよくわかんない“輪”に首突っ込んでて、覚えられているか、繋げられるかなのだ。
あやつ本人にもいくつか“輪”はあって、そこにワシのアホみたいなカオスな“輪”がたくさんあって、そこに追加された御大らの“輪”があって、そこをどう本人が都合よく、本人的に可のラインでキープして、立ち回ってつなげていられるかってのが大事である。別にそれは無様でいいわけ。
どこでどうなるか、どう発展するかはわからん話でさ、でも閉鎖的なところにいたら広がりはしないのは本人も自覚してて、だったらもう少しうまく使えよと個人的には思う。下にしろ、横にしろ、上にしろね。
チャンスとは言わないけど、ワシはエンドレスでおそらく“輪”を増やし続けて生きているので、いらなくなると捨てるけどさ、せっかくうちの子?になってるならもう少し利用しろよと思う。言うてるけど、所詮ワシ含め、うちはやる気がない(笑)やる気ないが、ワシは「いつか」の為に“輪”なりは広げ続けている。種をまき続けるでもいいけど、言い方としては。
その芽が出ることは期待していないけど(笑)
ただまぁそもそもワシとも年齢差がバビューンとあり、御大らともドーン!と年齢差があるからよ、いつまで自分が生きてるかも不可解だからよ、うまいこと使えよとやはり思う。別にこのままやる気なくいてもいいけどさ。