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生きてればいいことあるよ

自殺者が増えたニュースに対して、「一人で死ねば」とか「死にたくて死ぬならいいじゃん」とか。冷たいようで正論のようなコメントを時々目にします。

私自身、新卒で入社した会社で心が折れ、

「もういっそのこと死んでしまえば楽になるかな」


と思うところまで精神的に病んでいた時期があります。このようになった経緯についてはまたいつか話せたらと思います。

親戚の家に引き取られ、規則正しい生活を続けるも、「なんで生きているんだろう」「どうせもうどこにいっても使えない人間だろうな」とか。全てを否定的に考えていました。

精神科で薬を処方され、どうすれば治るかを尋ねても、「とりあえずしっかり寝て、しっかり食べて、日をあびること」ばかり。

「いやいや。そんなんで治るわけがないでしょ。」


より具体的で専門的なアドバイスを求めているのに、どうしてこんなありきたりなことしか医者は言わないのだろうと思っていました。

でも、激務から離れ、のんびりとした生活を過ごしている中で、

「今日はいい天気だな」とか「お、今日はめざましなしで起きれたな」とか。3ヶ月ほどたってか気づいたら

小さな幸せを感じられるようになっていました。


そして、「どうして前の自分は死にたいなんて思ってたんだろう」「生きる意味なんて自分で見つけるもの」と前向きな思考に戻っていました。

このような経験を通して言えることですが

「死にたい」という気持ちは一時的で、周りの環境の影響が大きい


ということです。誰でも最初から自殺願望を抱く人はいないと思いますし、きっとその人が輝ける場所や認められる場所はあるはずです。

それなのに、たった一つの環境で「死」まで追い込むのは、非常にもったいなく悲しいことですよね。

だからこそ、「死にたい人は死ねばいい」のではなく、その人が再び「生きたい」と思い活躍できるまで、支えることが大切なんだと思います。

とてもありがたいことに、私の周りには、家族、友達、その知人等を含め、たくさんの人が私に理解を示し、支えてくれました。今いきているのは彼らのおかけですし、感謝してもしきれません。

もう一度言いますが、今、生きることに苦しんでいる人もいるかもしれません。でもそれは

今だけです。苦しいのは今だけで、乗り越えられます。精神科から薬をもらって、しっかり寝て、食べて、外に出てればそんなこと考えなくなります。


そして、周りに苦しんでいる人がいたら、そっと寄り添ってあげてください。





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