ハナコの単独ライブを観て「笑い」の幅広さを知った
土曜日、ハナコの単独ライブ『タロウ5』を観た。初めての生ハナコ、初めての草月ホール。運良く前から5列目センターと非常に観やすい席で、2時間の単独ライブを思う存分楽しむことができた。
今回のハナコの単独ライブを観て一番感じたことは、「笑いの種類って無限の可能性があるんだなあ」ということだ。くだらなね〜〜という馬鹿馬鹿しさ100%のコントもあれば、思わず手に汗握る人生のドラマの1ページのようなコントもあり、また1本目のネタはお客さんに拍手を煽るというこれまで観たことのない展開で、すごくワクワクした。こんな風に幅広いジャンル・斬新な演出のネタができるハナコってすごいなあとしみじみ。
個人的には、最後のコント「終わる靴屋」が印象的だった。面白いのは勿論のこと、見終わった後には何だか心がじんわりと温かくなった。今までも「たくさん笑えて幸せだった!」と思うライブはいくつもあったのだけれど、「ネタの展開そのものがほっこり幸せな気持ちにしてくれた」というライブは初めてで、良い映画を見終わった後に近い感情を抱いた。私が大好きな「お笑い」は、ただ笑わせるだけでなく、こんな幸せな気持ちにもさせてくれるなんて!と、図らずもこの沼の深さを再認識した。
あと、単独ライブの醍醐味の一つである幕間のブリッジVを観て、「ハナコってバランスの良いトリオだなあ...」と改めて思った。3人で仲良くトークをするVTR中、「菊田さんってネタは書かないしセリフも少ないけれど、ハナコには不可欠だな...」と強く感じた。
ハナコにおける菊田さんが、他2人に比べて負担が少ないことは紛れもない事実だろう。私が行った公演のエンディングトークでは、「秋山さんと岡部さんの衣装は殆ど汗でびっしょりなのに、菊田さんはどの衣装も全く濡れていなかった」といじられていて、思わず爆笑してしまった。
でもこの「負担の少ない菊田さん」がいるからこそ、秋山さんと岡部さんのひたむきに笑いに向き合う姿勢がより一層輝くし、気の抜けた菊田さんのボケは良いアクセントになるなあと思った。今回の単独ライブを観て、ハナコは互いの良さを引き立て合っている関係性だと気が付き、ますます彼らを応援したいと思った。
ALL新ネタ、色々な種類の笑いがあるコント、バラエティに富んだブリッジV、細部までこだわりを感じる舞台セットと小道具...ハナコの魅力を多角的に感じることができる素敵な単独ライブ。
もしこのnoteを読んで気になった方がいらっしゃれば、ぜひ下記URLから配信チケットを買ってみてください。(https://l-tike.zaiko.io/e/tarou5)
私は1mmも関係していませんが、岡部さんの言葉に従い、責任と自覚を持ってこのnoteを書きました。笑
ライブの余韻に浸りつつ、今日はnever young beachを聴いて寝ます。おやすみ。
単独ライブを観た後に、このツイート(https://twitter.com/LittleGuyAH/status/1405503831857790977?s=20)の動画を見たり、先週のハナコのラジオ「24時のハコ」(水曜深夜0時〜)を聴くと、情報の解像度が格段に上がって楽しいのでおすすめ。王子様、最高です。