宮城(山形)の旅行①
2016年1月は宮城へ旅行に行きました。
一応、宮城がメインです。
ですが、1日目はお隣の山形へ向かいました。
るる○とかでも不思議なことに、宮城県の本なのに何故か迷い込んでる立石寺ですね。
驚くことに向かったのは1月です。
何考えてるんですかね、写真の通り雪深い土地に様変わりしてるというのに、冬に立石寺!!
正直とっても楽しかったです。寒かったですけど。
仙台から仙山線に乗って1時間くらいですかね。途中駅には大学かなんか学校もあったからか学生の方をよく見かけたのを覚えています。
仙台は雪は降ってなかったですけど、山寺の駅に降り立ったら既に雪が降っていました。
立石寺は通称『山寺』と呼ばれていて、山全体が修行と信仰の場となっているそうです。1015段ある階段を登って奥之院を目指すのですが、登ることで煩悩が消滅すると言われてるのだとか。俳聖の松尾芭蕉の句でも有名です。
雪降ってるけど、山寺って入山出来るのかなと駅に降り立ってから気づいたのですが、そんな心配をよそに普通に開いてました。何も言われなかった。
最初は自前のブーツで登り始めたのですが、5段くらいの場所で踏み続けられて凍った雪のおかげで滑り落ちてしまい、全く先に進めなかったです。
コントかってくらいズルズル。手すり捕まってもズルズル。
何度繰り返しても登れなくて、これはもう帰るかって諦めた時に入山口で長靴の貸し出しをしていたのを見つけたのです。
市販で良くある黒い長靴。
せっかく来たのだから登りたいと、藁にもすがる気持ちで履き替えて、いざ登ってみたら、さっきのコントが嘘のようにするすると登れるんです。
長靴って凄い!
やはり最後は初心に帰るのだなと無駄に悟りました。
流石に真冬に登られる方は少なかったし、しかも登ってる方は海外の方ばかりでした。
びっくりしたのが、前を登ってる中東系のご家族のお父さんが肩に小さな息子さんを乗せて、片手で手すりを掴んで登ってるんです。
立派な体格だからこそ出来ること。
見てるこっちはハラハラでしたけども。
それにしても参道とはいえ、やはり山なので。
途中で上から何かが降ってきたと思ったら野生の鹿?かな。動物だったのは間違いないです。
高い位置にある奇岩から降り立ったのでしょうけど、そのまま雪も岩も物ともせず、軽やかに斜面を下っていくのですから、動物はすごいなぁとしみじみ思ってしまいました。
そんな物珍しい光景ばかりだったので1000段はあっという間でした。
京都の伏見や香川の金刀比羅山を登っていると、そこまできついと思えなくなるという…。
ただ雪がすごいので、仁王門を登るのが大変だった…、そこも雪を踏み尽くされて凍っていたので滑るゾーンになってました。流石の長靴でもズルズル…。
ただ登り切った先の奥之院からの眺めは絶景です。
特に五大堂。
舞台造りになっていて、岩場に突き出したお堂なので視界良好なのです。
雪深い景色はまるで水墨画の世界でした。
ちょっと中国の風景に近い感じ。
裏山寺と呼ばれるルートもあるようですが、流石に危険なので辞めました。
これはまたの機会にしたいですね。
私は雪の時期に行きましたが、5月とか新緑の季節も美しいのではないでしょうか。
修行と思って雪の時期に行くのも良いかもしれません(笑
ご飯を食べたのに、夜はさらにおやつタイム。
消費したカロリーを無事に補充してしまいました。
煩悩は消えなかった…。