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リバーブックス日記2025.2.20(木)

2025.2.20(木)晴れ -2/9℃

10時起床。目が覚めたら部屋が真っ暗。まだ明け方かと思ったら、昨夜はあまりに寒くて雨戸を閉めて寝たのだった。今日も寒い。

簡単に朝食をとり、11時半過ぎに店へ出勤。今日はお昼からあるWEBメディアの取材がある。僕も若い頃、ガイドブックの編集部でたくさんのお店取材をした。取材する側だった経験から言うと、取材先の店主の態度は思いっきりその街の印象に直結する。取材スタッフの方が気持ちよく取材できるように、そして沼津に良い印象を持って帰っていただけるように、そして、リバーブックスのことを素敵に書いてもらえるように、店のことをできるだけわかりやすく説明する。

無事取材が終わり、14時の開店前に水道屋さんがいらして、トイレでウォシュレットの設置工事をしてくれる。開店当初は費用節減のためにウォシュレットなんて考えてもいなかったのだけど、冬のトイレの寒さと冷たさは予想以上に辛かった。ピカピカのウォシュレットに暖かい便座。最高だ。トイレの快適さは本屋の売上アップに直結しないが、そんなことはどうでもいい。僕はとても嬉しい。

14時に開店。木曜にもかかわらず、怒涛のご来店ラッシュ。思い当たる理由もなく、ただただひっきりなしにお客様がいらっしゃる。本もどんどん売れていく夢のようなひととき。売れない日の理由はあれこれ推測できるけれど、売れる日は理由がわからない。そういう日はそうなるものだ、と思うしかない。月初の低迷がひどすぎて心乱れる日が多かった2月も、少しずつ明るい兆しが見えてきた。

夜、函南に住んでいるフランス人のハスキーさんがまた来てくれる。自転車に乗って沼津まで来たと言うので驚くけれど、そんなに離れてないのだそうだ(ほんとか?)。ハスキーさんはまだ日本語が話せず、僕も英語がほとんど単語くらいしか話せないので、主に音声翻訳アプリで会話するのだけど、ChatGPT知ってるか?という話になり、ハスキーさんがスマホを使ってあれこれ実演して見せてくれる。“何か沼津っぽいジョークを日本語で言ってください”とハスキーさんがChatGPTに入力(英語で)すると、

乗船客Aー 見て!あんなところに富士山みたいな大きな生き物が泳いでる!
乗船客Bー なんだあれは!あんな大きいもの見たことがない!
漁師ー     お客さん、あれは富士山が海で泳ぐ練習をしているのさ!

みたいなのが出てきて、うっかり笑う。ハスキーさんにこれはアメリカンジョークなのか?と聞いたら、ChatGPTはネットでアメリカに繋がってるからね、と欧米っぽい返事が来た。

20時半閉店。明日は臨時休業させていただいて、見ておきたい展覧会や会いたい人に会いに行く。毎日店にいるのは楽しいけれど、思考が狭くなるのでインプットは必要だと最近すごく思うようになった。そういう日をこれから月一くらいで作りたいな。

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