リバーブックス日記 2024.11.6(水)
2024.11.6(水)曇り 13/20℃
9時半起床。午前中は自宅で事務仕事。これからの展覧会にまつわる諸々のやり取りを昼過ぎまでやる。ありがたいことに2025年も当店のギャラリーは毎月替わりでいろんな作家さんの展覧会ができそう。個人書店は自分がやりたい方向へ突っ走れる幸せがある。
時間ギリギリ、というかちょっと遅刻しながら出勤。
遅刻ついでに(と言ったら申し訳ありませんが)近所に最近オープンした「NUMAZU COFFEE LAB」さんへ。味の好みを聞いて、一杯ずつコーヒーを淹れてくれるスタイルで、お客さんで賑わっていた。沼津市内には本格的なコーヒーが飲めるカフェが増えていて、毎日コーヒーを飲む僕としてはとても嬉しい。ホットコーヒーをテイクアウトしていただく。一口飲んで、お、美味しい。と声が出てしまう美味しさ。開店おめでとうございます。
14時すぎに開店したけれど、水曜はだいたいヒマなので、入荷本の品出しやビールサーバーの洗浄など細々とした作業で時間が過ぎる。15時過ぎに、いったん店を閉めて、今月下旬から開催予定のyuna sweetsのゆーなさんの展覧会に展示する作品の額装手配に仲見世商店街のハイクリエイトさんへ。ゆーなさんの本業はパティシエで、今回が初の展覧会になる。展示に関して、普段は全て作家さんに委ねるけれど、今回は僕が全面的にサポートすることにした。額装のイメージは頭にあったので、予想以上にすんなり決定。展覧会が楽しみだし、早くお知らせしたい。
店に戻って営業再開。つじ写真館の峯さんからLINEが来て、沼津御用邸記念公園で開催中の「菊華展」から菊の花が商店街に寄贈されたので、店に飾りませんか?とのこと。せっかくなのでいただきに行ったら、予想以上に立派な鉢植えをいただく。さっそく店先に置いたら、文字通り華やかになった。ありがとうございます。
ほとんどご来店もないまま夜になって、ご近所、魚町(うおちょう)の狩野川沿いに建つ石蔵を改装した宿泊施設「魚町 蔵ノ上」のYさんがご友人のTさんとご来店。と、そのすぐ後に、海外からの旅行客らしきご家族がお店に来てくださる。どこから来たのか聞いたら、シンガポールから来て、今夜はAirbnbで予約したストーンハウスに泊まるんだ、とのこと。まさにYさんの宿で、タイミングにびっくり。Yさんを交えて日本語と英語でいろんなお話を聞く。Shivajiさんという方で、ご夫婦ともに観光のライターで、世界各地を旅しているという。今回は2週間の予定で日本各地を巡っているそうで、長野や山梨から沼津を訪れたとのこと。4才になる女の子もすでに10カ国以上を訪れているそうで、英語で一生懸命キャンドゥで買ってもらったという双眼鏡の説明をしてくれたり、旅先で押したいろんなスタンプや押し花が挟まったノートを見せてくれたり、とても可愛らしい。みんなで沼津クラフトのビールを飲みながらささやかに交流する。奥さんは少し日本語を勉強したそうで、中華圏の方なので漢字はわかるのか、枕草子を手に取ったり、詩集を見たりして過ごしてくれた。
店を始めた時は海外の方がいらっしゃるなんて夢にも思わなかったけれど、実際、月に数回は海外の方が訪れてくださる。みんな日本が好きで来てくれてようで、沼津で楽しい思い出を作ってもらえたら嬉しい。
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